社長インタビュー
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「壊す」から始まる、再生への新たな一歩を応援
株式会社勇成建設
代表取締役 前原 喜一 氏
解体業における従来のイメージをくつがえし、顧客のみならず社員からも慕われる前原社長。誕生日には1年間こっそり撮影し続けた動画をもらったというエピソードからも、その愛され度が伝わってくる。趣味は旅行で、特に沖縄には毎年訪れるとか。
【事業内容】
現社長の父が創業した解体業に始まり、現在は解体で出た不用品をネット販売するリサイクル業も行う。木造戸建てのほか、店舗やビルを手がけ、岡山ではめずらしい「階上解体」が得意。壊すことから誰かの再生を助け、SDGsへの貢献を理念に掲げる。
「弊社は父が創業した解体業からスタートし、ほどなくして私が経営を継ぐことになりました。以来11年、岡山県全域と備後エリアをカバーしながら解体と廃棄物の収集・運搬を中心に事業を行っております。
また数年前に別部門である『RETECH』を立ち上げ、解体時に出たものを買い取ってインターネットで再販売するリサイクル事業も始めました。」
「一般の木造住宅のほか、飲食店やコンビニといった店舗物件、ビルなどを解体し壊しています。われわれは『階上解体』と呼ばれる特殊工法を得意としており、これができる会社は岡山でも希少なため重宝いただいています。店舗は躯体を残して中だけ壊しスケルトンに戻すことも可能です。」
「ご依頼のほとんどは、お付き合いのある建設会社さんや設計事務所さんのつながりでいただいています。やはり仕事にご満足いただけ、信頼してもらえている結果ではないでしょうか。ありがたいことに現在数カ月先まで受注が埋まっており、うれしい悲鳴を上げております。」
「技術の確かさはもちろんですが、私が一番重視しているのは『解体屋のイメージを変える』こと。解体業イコールおおざっぱ、怖い人が多い、汚い仕事と思われていませんか? まず『おおざっぱ』については、計測や見積もりで根拠を明確に示してお客さまに納得感を持ってもらうようにしています。
また、どうしても解体や建築業のスタッフには『怖い』とか『態度が悪い』印象がつきまとうものです。弊社ではマナーや接遇に加え、あいさつはハキハキ明るくするなど社員教育には力を入れています。解体時には近隣へ配慮し、そのおかげでクレームが少ないのも自慢できる点ですね。」
「どうしても見た目で判断されがちですが、接してみてギャップがあるとお客さまからは逆に好感を持っていただけますね。あと『汚い仕事』についても、ただ壊すだけではなく出たごみを分けて資源にしリサイクルすることでSDGsにつながり、社会的意義を感じられるすばらしい仕事だと思いますよ。」
「3年ほど前に、私たちの事業により付加価値を高める目的でスタートしました。解体にともなって出る『まだ使えるもの』を買い取り・引き取りしてネットオークションやストアで再販売します。このとき買い取り価格を処理費と相殺するため、お客さんにとっては費用が削減できるとよろこばれています。
このやり方は採算をとるのが非常に難しいのですが、もとは捨ててしまうはずだったもの。価値を与え、お客さんのためにも社会のためにもなるので今後も積極的に進めていきたいと思っています。」
「近年推し進めているのが、給与規定と評価制度の是正。さらに有給休暇の取得は平均で10~15日と群を抜いています。必ず取るよう定められている5日間はもとの休みに組み込み、休みやすい雰囲気づくりも心がけているからこその結果ですね。」
「人間関係はいい会社だと思いますね。顧客満足度だけじゃなく社員満足度を高めることを目指し、つねにみんなの声を聞く姿勢を忘れないようにしているつもりです。」
「まずはまじめでやる気があること。さらにいえば、自分の人生や未来にビジョンを持っている方がいいですね。前向きで、仕事を自分なりに楽しめるタイプが理想です。
今後はさらに、会社として若いスタッフが夢を持って働けるようにしていこうと思っています。リサイクルやネット販売の分社化はその一環。社員が自分で考え、どんどんチャレンジしてもらえる環境を整えていきたいですね。」
インタビュー中にはほっこりしたエピソードも飛び出し、冗談が飛び交うなど和気あいあい。とても楽しくお話を聞かせていただきました。
現社長の父が創業した解体業に始まり、現在は解体で出た不用品をネット販売するリサイクル業も行う。木造戸建てのほか、店舗やビルを手がけ、岡山ではめずらしい「階上解体」が得意。壊すことから誰かの再生を助け、SDGsへの貢献を理念に掲げる。
「株式会社勇成建設」の前原社長に、会社の事業内容についておうかがいします。
「弊社は父が創業した解体業からスタートし、ほどなくして私が経営を継ぐことになりました。以来11年、岡山県全域と備後エリアをカバーしながら解体と廃棄物の収集・運搬を中心に事業を行っております。
また数年前に別部門である『RETECH』を立ち上げ、解体時に出たものを買い取ってインターネットで再販売するリサイクル事業も始めました。」
順番に詳しくお聞きしたいのですが、まず解体業のほうはどのようなことをされているのですか。
「一般の木造住宅のほか、飲食店やコンビニといった店舗物件、ビルなどを解体し壊しています。われわれは『階上解体』と呼ばれる特殊工法を得意としており、これができる会社は岡山でも希少なため重宝いただいています。店舗は躯体を残して中だけ壊しスケルトンに戻すことも可能です。」
いずれも高い技術力のなせる技ですね。ご依頼はリピートが多いそうですが、そういった部分が大きいのでしょうか。
「ご依頼のほとんどは、お付き合いのある建設会社さんや設計事務所さんのつながりでいただいています。やはり仕事にご満足いただけ、信頼してもらえている結果ではないでしょうか。ありがたいことに現在数カ月先まで受注が埋まっており、うれしい悲鳴を上げております。」
社長自身は、なぜそこまで御社が信頼を得ているのだと思われますか。
「技術の確かさはもちろんですが、私が一番重視しているのは『解体屋のイメージを変える』こと。解体業イコールおおざっぱ、怖い人が多い、汚い仕事と思われていませんか? まず『おおざっぱ』については、計測や見積もりで根拠を明確に示してお客さまに納得感を持ってもらうようにしています。
また、どうしても解体や建築業のスタッフには『怖い』とか『態度が悪い』印象がつきまとうものです。弊社ではマナーや接遇に加え、あいさつはハキハキ明るくするなど社員教育には力を入れています。解体時には近隣へ配慮し、そのおかげでクレームが少ないのも自慢できる点ですね。」
確かに、取材のときにお会いした社員さんはみんな感じのいい方ばかりでした。
「どうしても見た目で判断されがちですが、接してみてギャップがあるとお客さまからは逆に好感を持っていただけますね。あと『汚い仕事』についても、ただ壊すだけではなく出たごみを分けて資源にしリサイクルすることでSDGsにつながり、社会的意義を感じられるすばらしい仕事だと思いますよ。」
それと関連して、新しく取り組んでいる不用品の買い取り・ネット販売の事業についても教えてください。
「3年ほど前に、私たちの事業により付加価値を高める目的でスタートしました。解体にともなって出る『まだ使えるもの』を買い取り・引き取りしてネットオークションやストアで再販売します。このとき買い取り価格を処理費と相殺するため、お客さんにとっては費用が削減できるとよろこばれています。
このやり方は採算をとるのが非常に難しいのですが、もとは捨ててしまうはずだったもの。価値を与え、お客さんのためにも社会のためにもなるので今後も積極的に進めていきたいと思っています。」
社会的にもSDGsが叫ばれるなか、非常に意味のある仕事ですね。では次に、職場環境や働き方改革に関しても教えていただけますか。
「近年推し進めているのが、給与規定と評価制度の是正。さらに有給休暇の取得は平均で10~15日と群を抜いています。必ず取るよう定められている5日間はもとの休みに組み込み、休みやすい雰囲気づくりも心がけているからこその結果ですね。」
社長をはじめ、社員さん同士や社内の雰囲気はとてもよさそうに感じます。そのあたりはいかがでしょうか。
「人間関係はいい会社だと思いますね。顧客満足度だけじゃなく社員満足度を高めることを目指し、つねにみんなの声を聞く姿勢を忘れないようにしているつもりです。」
最後に、新しく入社される方にはどんな人に来てほしいですか。
「まずはまじめでやる気があること。さらにいえば、自分の人生や未来にビジョンを持っている方がいいですね。前向きで、仕事を自分なりに楽しめるタイプが理想です。
今後はさらに、会社として若いスタッフが夢を持って働けるようにしていこうと思っています。リサイクルやネット販売の分社化はその一環。社員が自分で考え、どんどんチャレンジしてもらえる環境を整えていきたいですね。」
前原社長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
社内に笑いがあふれ、活気と仲のよさが感じられる「株式会社勇成建設」。その理由は、社長の人柄のよさと社員を想う気持ち、会社の理念に全員が心から共感しているから。解体と再生を通じて社会に貢献できる、やりがいの大きなお仕事です。インタビュー中にはほっこりしたエピソードも飛び出し、冗談が飛び交うなど和気あいあい。とても楽しくお話を聞かせていただきました。
(インタビュー 2022/2/18 Goen編集部)
会社概要
- 会社名
- 株式会社勇成建設
- 設立年月
- 2011年11月
- 代表取締役
- 前原 喜一
- 社員数(役員含む)
- 20名 2022/3/31 現在
- 平均年齢
- 36歳2022/3/31 現在
- 事業内容
- 解体業、産業廃棄物収集運搬、一般廃棄物収集運搬、古物商
- 本社所在地
- 岡山県高梁市成羽町下原588-1
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