社長インタビュー
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世間の流れを追い風に、需要と将来性高まる業界
岡山指月株式会社
取締役管理部長 小川 規克 氏
ドライブがてらの寺社仏閣めぐり、という渋い趣味を持つ小川取締役管理部長。瀬戸大橋と瀬戸内海の美景を望む下津井の『祇園神社』がお気に入りで、訪れるたび非日常にひたりながら精神をクリアにしているのだとか。
【事業内容】
東証二部上場「株式会社指月電機製作所」の100%出資子会社で、電気の流れを整える役割を果たすコンデンサを製造。なかでもフィルムコンデンサに特化しており、製品の主力に自動車車載用を持つ。1963年の創業以来、一気通貫の生産体制と設備から作ってしまうほどの品質へのこだわりで高い評価を得続けている。
【インタビュー記事】
「弊社は東証二部上場の親会社『株式会社指月電機製作所』の100%出資子会社として、1963年に設立された会社です。当時は廃校になった中学校に居抜きのような形で入り、その後少しずつ拡大を続けて2017年には第3工場を構えるにいたっています。」
「母体の『指月グループ』はもともとコンデンサの開発・製造・販売を行っており、弊社は特にフィルムコンデンサのなかでも自動車車載用を主力としています。ちなみに『コンデンサ』とは2枚の電極で誘電体をはさんだ電子部品を指し、電気をためたりむだを減らしてきれいにしたりといった役割を持つ大事なパーツなんですよ。一般の方が目にすることは少ないですが、どこのご家庭にある電化製品などの裏側や内部に入っています。」
「代表的なのはやはり電気自動車、しかも駆動装置などの基幹部分でしょうね。エンジンを動かすモーターに必要なインバーターに使用されています。フィルムコンデンサには外部環境に強いという特性があり、過酷な環境化で走行する自動車には非常に向いています。
脱炭素化を進める世論の流れもあり、今後需要が大きくのびるであろう電気自動車・ハイブリッド自動車に搭載されるものなので存在感は高まるいっぽう。実際、現在も国内外から多くの大手電装部品・電機メーカーにご愛顧いただいていますよ。」
「岡山県でフィルムコンデンサに特化している企業は、『岡山指月株式会社』が唯一です。しかも設計から生産、納品にいたるまでを一気通貫で行い、もちろん完全オーダーメイド。設備も自社開発することで、高品質の確保に加えコストは低減できます。さらに会社としてもノウハウを蓄積できるなど、いいことばかりなんですよ。」
「考え方として、代表的なのは『ジャストインタイム』。必要なものを必要なとき、必要な量だけ作るため、あまり社内に在庫を持たないのです。在庫がなければ管理の手間も省けますし、なにより納期への対応が早くなるのが強みです。
そして弊社では、「ものづくり」とは「人づくり」だと考えています。それゆえ『ものづくり力』を育てるべく人材の育成にも積極的にあたっており、今後は女性の管理職を増やすなどもっと女性が働きたくなるような職場を目指しています。実際、今年ひとり女性のグループリーダーが誕生したばかり。今は男女比7対3くらいですが、女性の採用もどんどん行っていきたいですね。」
「工場はシフト勤務なので、当然夜勤もあります。ただ、作っている製品には季節ものがありません。だから一年じゅう一定の生産量が保たれ、残業は平均で1~2時間と少なめだと思いますよ。年間の休みも120日ほどあり、それぞれ家庭の事情があれば柔軟に調整しています。
工場内には社員用の食堂のほか、個人ごとのロッカーや休憩室も完備。さらに全館空調と、快適に過ごせる環境を整えてきました。そのほか、社員同士が仲を深められるような社内イベントも開催していますね。」
「将来的に価値が高まっていく業界だと自負しており、それに合わせて会社を背負っていける人材の確保も急務です。若くても未経験でも大丈夫なので、やる気を持って一緒に働いてほしい。頑張りしだいできちんと評価される環境ですから、ぜひ頭角を表していただければと考えています。上を目指したい、キャリアアップしたいと願っている方にはぴったりの会社です。」
フィルムコンデンサの製造に特化し、電気自動車の普及とともに需要の高まりを期待する「岡山指月株式会社」。小川取締役管理部長を筆頭に社員さんたち自身が自負を持ち、誇りを感じながら働いていることがよく伝わってきます。
一般的にイメージされる工場とは異なり、全館空調のおかけできれいで清潔な空気が流れる職場。福利厚生や環境整備に力を入れている点からも、人材を人財ととらえ大切にしている様子が随所にみえる取材となりました。
東証二部上場「株式会社指月電機製作所」の100%出資子会社で、電気の流れを整える役割を果たすコンデンサを製造。なかでもフィルムコンデンサに特化しており、製品の主力に自動車車載用を持つ。1963年の創業以来、一気通貫の生産体制と設備から作ってしまうほどの品質へのこだわりで高い評価を得続けている。
【インタビュー記事】
「岡山指月株式会社」の小川取締役管理部長に、まず会社の沿革や概要をおうかがいします。
「弊社は東証二部上場の親会社『株式会社指月電機製作所』の100%出資子会社として、1963年に設立された会社です。当時は廃校になった中学校に居抜きのような形で入り、その後少しずつ拡大を続けて2017年には第3工場を構えるにいたっています。」
着実に会社を大きくしていったのですね。続いて、事業の内容についてもお願いします。
「母体の『指月グループ』はもともとコンデンサの開発・製造・販売を行っており、弊社は特にフィルムコンデンサのなかでも自動車車載用を主力としています。ちなみに『コンデンサ』とは2枚の電極で誘電体をはさんだ電子部品を指し、電気をためたりむだを減らしてきれいにしたりといった役割を持つ大事なパーツなんですよ。一般の方が目にすることは少ないですが、どこのご家庭にある電化製品などの裏側や内部に入っています。」
「フィルムコンデンサ」とは初耳なのですが、たとえば御社の製品だとどういったものに使われているのですか。
「代表的なのはやはり電気自動車、しかも駆動装置などの基幹部分でしょうね。エンジンを動かすモーターに必要なインバーターに使用されています。フィルムコンデンサには外部環境に強いという特性があり、過酷な環境化で走行する自動車には非常に向いています。
脱炭素化を進める世論の流れもあり、今後需要が大きくのびるであろう電気自動車・ハイブリッド自動車に搭載されるものなので存在感は高まるいっぽう。実際、現在も国内外から多くの大手電装部品・電機メーカーにご愛顧いただいていますよ。」
「フィルムコンデンサ」自体に汎用性があるとはいえ、業界において御社が選ばれるには理由がありますよね。
「岡山県でフィルムコンデンサに特化している企業は、『岡山指月株式会社』が唯一です。しかも設計から生産、納品にいたるまでを一気通貫で行い、もちろん完全オーダーメイド。設備も自社開発することで、高品質の確保に加えコストは低減できます。さらに会社としてもノウハウを蓄積できるなど、いいことばかりなんですよ。」
品質のよい製品が安くなれば、お客さんにとってもうれしいですよね。そのクオリティを支えているのは、御社がどういった姿勢で業務に取り組んでいるからなのでしょう。
「考え方として、代表的なのは『ジャストインタイム』。必要なものを必要なとき、必要な量だけ作るため、あまり社内に在庫を持たないのです。在庫がなければ管理の手間も省けますし、なにより納期への対応が早くなるのが強みです。
そして弊社では、「ものづくり」とは「人づくり」だと考えています。それゆえ『ものづくり力』を育てるべく人材の育成にも積極的にあたっており、今後は女性の管理職を増やすなどもっと女性が働きたくなるような職場を目指しています。実際、今年ひとり女性のグループリーダーが誕生したばかり。今は男女比7対3くらいですが、女性の採用もどんどん行っていきたいですね。」
工場は男性が多いイメージですが、性別に関係なく実績や意気込みを買ってもらえるのはいいですね。次に、社員のみなさんが働きやすいようにしていることを教えてください。
「工場はシフト勤務なので、当然夜勤もあります。ただ、作っている製品には季節ものがありません。だから一年じゅう一定の生産量が保たれ、残業は平均で1~2時間と少なめだと思いますよ。年間の休みも120日ほどあり、それぞれ家庭の事情があれば柔軟に調整しています。
工場内には社員用の食堂のほか、個人ごとのロッカーや休憩室も完備。さらに全館空調と、快適に過ごせる環境を整えてきました。そのほか、社員同士が仲を深められるような社内イベントも開催していますね。」
気軽に声をかけ合えるような、風通しのよい職場なのですね! では最後に、これを見ている求職者の方へメッセージをどうぞ。
「将来的に価値が高まっていく業界だと自負しており、それに合わせて会社を背負っていける人材の確保も急務です。若くても未経験でも大丈夫なので、やる気を持って一緒に働いてほしい。頑張りしだいできちんと評価される環境ですから、ぜひ頭角を表していただければと考えています。上を目指したい、キャリアアップしたいと願っている方にはぴったりの会社です。」
小川取締役管理部長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
【ライター後記】フィルムコンデンサの製造に特化し、電気自動車の普及とともに需要の高まりを期待する「岡山指月株式会社」。小川取締役管理部長を筆頭に社員さんたち自身が自負を持ち、誇りを感じながら働いていることがよく伝わってきます。
一般的にイメージされる工場とは異なり、全館空調のおかけできれいで清潔な空気が流れる職場。福利厚生や環境整備に力を入れている点からも、人材を人財ととらえ大切にしている様子が随所にみえる取材となりました。
(インタビュー 2022/9/8 Goen編集部)
会社概要
- 会社名
- 岡山指月株式会社
- 設立年月
- 1963年11月
- 代表取締役
- 足達 信章
- 社員数(役員含む)
- 181名 2022/8/31 現在
- 平均年齢
- 30.7歳2022/8/31 現在
- 事業内容
- フィルムコンデンサの企画・設計・製造
- 本社所在地
- 岡山県総社市見延1626-2
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