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社長インタビュー
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百年企業を目指し、次世代を育てる経営戦略

株式会社朝日

代表取締役 大鳥 真幸

休日には愛犬のプードルを連れ、夫婦で散歩するのが楽しみという大鳥社長。自宅周辺ののどかな景色や四季折々の花を愛でつつ明日の仕事への英気を養っている。やり手社長としての顔とはちがう、家族想いな一面には親しみやすさも。

【事業内容】
土木、水道、管工事を中心に行う建設会社。構造物の改修や維持管理を通して、地域のインフラ整備に貢献している。豊富な実績に裏打ちされた技術力と品質のよさを誇り、さらに環境にまで配慮した安全で快適なまちづくりがモットー。また、有事の際の復興作業にも携わる。
まずは「株式会社朝日」の会社概要や事業内容について聞かせてください。ホールディング化を目指しているそうで、いくつか会社があるのですね。

「僕が代表取締役を務めている会社が4社あり、本業の建設関係を手がけているのは『株式会社朝日』と『パクス・ジャパン』の2社。『朝日産業』は特殊な建設資材を中心に取扱い販売しています。いわゆる商社ですね。

残る『イープロデュース』はまったく別分野の業態で、映像制作をメインに行っています。社員数はグループ全体で現在30名ほどおります。また、グループ会社に持つ『株式会社ブロードライン』を法面工事に特化させ分社化しています。」
グループ化や分社化を進めるのにはどのような目的があるのですか。

「事業領域をただただ広げると、何でも屋になってしまいがちですから。事業を分けることによって得手不得手がはっきりし、より専門性が高められるようになると考えています。各社が連携して業務にあたるために効率化も図れ、仕事を紹介し合うことで安定化も実現できますね。

今後はさらにホールディングス化を進め、それぞれの会社に社長をすえて運営していきたいと思っています。その根底にあるのは、『次世代を担う人材を育てたい』想い。百年企業を見すえて、僕が死んだあとにも残り続ける企業でありたいという願いからなんです。」
素晴らしい企業目標ですね。そのなかでも今回は「株式会社朝日」について詳しくおうかがいしたいのですが、どのような仕事をしているのでしょうか。

「土木工事に管工事、上下水道工事や法面工事とあらゆる建設工事に対応しています。先ほどふれたように法面についてはグループ会社の『株式会社ブロードライン』に特化させていますが、守備範囲はとても広いですよ。」

近年、業績が急上昇しているそうですね。その理由について、社長自身はなぜだと思われますか。

「時代性に則した事業に取り組んでいる成果かなと思います。『国土強靭化』が叫ばれていますから、エリア拡大もしながら官公庁の案件を積極的に取りに行っています。うちは業務内容が幅広いので4業種の入札に参加できるのが強みですね。そのために、社員の資格取得にはとりわけ力を入れているんです。有資格者が多ければ入札対象も増えますから。もちろん資格取得は会社がお金を出してサポートしています。」
働く人にとってはとてもいい環境ですね。新しく入る社員さんに向けた教育体制や育成環境はいかがですか。

「今の現場は40代が中心で、若手の育成が急務だと考えています。現場ではどうしても仕事優先になってしまうので、『教える』という点が非常に弱いと感じていて。それを解決するために、今後はプロモーションビデオ形式の動画を作っていこうと企画しているところです。

OJTだと、『今自分が何の作業をしていて、どんな目的があるのか』が明確になりにくいですね。だから初心者にはわからない、わからないからできなくて嫌になる…。悪循環に陥りがちになって早期離職につながってしまうんです。動画ならYouTubeに親しんでいる若い人もとっつきやすいでしょうし、基礎知識をまず身につけられれば現場でも動きやすくなりますよね。ここでも、グループ会社で動画制作を手がけているからこそのメリットが生きています。」
新しい取り組みによって新人の育成と人材の定着を図るわけですね。ほかに、職場改善や待遇改善で行っていることはありますか。

「最近はオフィスワークを見直したり、建設業の汚いイメージを払拭すべく重機などの設備を新型に入れ替えたりしていますね。新しい型に変えると燃費も低減できますし、排出ガスを大幅に減らせるので温暖化対策をはじめ環境に配慮した企業活動が可能になります。

操作性、スピード性能も向上しているため作業効率も高まりますね。新しいショベルカーでは、キャビン内が静かなうえにオートエアコンを完備しているので、作業そのものが快適になり現場はだいぶ働きやすくなったんじゃないでしょうか。

また社内では先輩や上司にいつでも気楽に声がかけられるような雰囲気づくりも心がけています。アットホームな環境で、心の距離の近さも魅力だと思いますよ。」
待遇改善の面において、具体的な制度としてはいかがでしょうか。

「建設業界のなかでは退職金制度がかなり手厚いと思います。たとえば20代で入社されて、定年の65歳まで勤めていただいた場合、確定拠出年金と建設業退職金共済で合計1300万円ほどお渡しできる計算になります。当社のためにそれまで頑張って働いてくれ、経営者である自分についてきてくれたわけですから、感謝の想いを形にしてあげたい。その気持ちから、定年を迎える彼ら社員には退職金をきちんと残したいと考えているんです。」

適性や雰囲気といった点で、どんな方に入社してもらいたいですか。

「ひとことでいうと、とにかく『まじめ』な人がいいですね。仕事に対してまじめであれば成功する確率が高いですし、今いる先輩たちもみなまじめに辛抱強く頑張った結果にポジションを得ている人ばかりです。うちの会社にはそういったタイプの人が合っているかなと思います。これから仲間になる方にもそれを期待しています。」


大鳥社長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
【ライター後記】
2代目として会社を継いだ当初は借金だらけで、苦しかったと語る大鳥社長。苦境から盛り返し黒字を実現した経営手腕の確かさもさることながら、マーケティング能力の高さや先見性といった感覚の鋭さも兼ね備えていらっしゃいます。「根っから経営者」な社長がいる会社の将来は明るいと、しみじみ感じ入ったひとときでした。
(インタビュー 2021/4/16 Goen編集部)

会社概要

会社名
株式会社朝日
設立年月
1963年4月
代表取締役
大鳥 真幸
社員数(役員含む)
16名 2021/4/16 現在
平均年齢
40歳2021/4/16 現在
事業内容
土木、水道、管工事などの設計及び施工
本社所在地
岡山県岡山市北区建部町福渡486-2
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