社長インタビュー
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住まいの悩みに寄り添うエネルギー商社
酒津商事株式会社
代表取締役 三宅 顕隆 氏
38歳で科学系の研究開発職から家業に入り、父の代から本格的に手がけていたプロパンガスをはじめとするエネルギー事業を引き継いだ。趣味は旅行やドライブ。城崎や黑川など、風情のある温泉街が好き。
【事業内容】
プロパンガス・灯油・電気など、エネルギーに関する事業を担う酒津商事株式会社。地域のお客さまの”住まいのパートナー”として、水道関連の修理やリフォーム工事なども幅広く手がけている。
「そうです。もともとは酒津で、薪や炭、練炭を扱っていました。創業はおよそ131年前、当時は『酒津薪炭』という社名でした。」
「時代の流れに合わせてエネルギー以外の事業も行っていたようですが、燃料の小売り部門が現在の酒津商事の礎になっています。薪をお届けしていたのは2010年ごろまでですね。最後のお客さまはピザ窯のあるイタリアンレストランでした。プロパンガスは比較的遠い地域までお届けしていますが、地域のお客さまにエネルギーをお届けすることが、創業時から変わらない弊社のスタイルです。」
「そうです。ただガスや燃料の販売と並行して、『お客さまの住まいのお困りごとの解決』という小さなお手伝いは、薪や炭をお届けしていたころからずっと続けていました。続けているうちに水回りの取り替えや、キッチンを新しくするなど大がかりな工事のご依頼が増えてきたので、リフォームも事業化したんです。体制を整え、本格的に工事をお受けするようになりました。」
「水道の蛇口の修理とか、シニアのお客さまなら電球の交換といったようなことですね。プロパンガスはボンベの交換や、月々の検針や集金、ガス器具の点検や修理など、お客さま宅をご訪問することがとても多かったんです。その都度ちょっとしたお手伝いをしているうちに、給湯器の交換やトイレのリフォームなど、大きな工事が増えて。技術力を上げながら対応するうちに、ひとつの事業として成り立つようになりました。」
「給湯器の交換や下水の工事など、難しい工事は営業から工務が引き継ぎます。ただ代々弊社の営業担当には、『ご相談のあったその場で、お客さまのお悩みを解決したい』という思いがあって。地区を担当する営業担当者は、ある程度の修理や工事なら自分でできるように技術を身につけています。たとえ工務が工事を行うことになっても、必ず現場では一緒に作業に携わっていますよ。」
「営業から工務に転属になったスタッフもいるくらい、弊社の営業担当者は工事に必要な技術をコツコツと地道に身につけるんです。年齢や入社の時期によって技術力に差はありますが、『現場でできることを増やしたい』と、いつも工務のスタッフや先輩に教わりながら熱心に勉強しています。」
「協力体制は重視しています。以前は地区担当の負担が大きかったのですが、工務にも力を入れたことで、工事のバックアップだけでなく、育成もスムーズになりました。地区担当で苦労しながら技術を身につけたスタッフが体制を整えてくれたので、未経験の方にも安心して入社してもらえます。お客さまやチームとのコミュニケーションを楽しめる方であれば、やりがいを感じながら成長してもらえると思いますよ。」
自身も10年近く営業として地区を担当していた三宅社長。営業最前線の苦労や喜びを知るからこその、組織づくりが印象的でした。社内のあちこちで見られる指導の様子や談笑風景から、アットホームな会社であることを感じました。
プロパンガス・灯油・電気など、エネルギーに関する事業を担う酒津商事株式会社。地域のお客さまの”住まいのパートナー”として、水道関連の修理やリフォーム工事なども幅広く手がけている。
”酒津”商事という社名ながら、現在は倉敷市平田に本社を置かれています。以前は酒津に会社があったのですか?
「そうです。もともとは酒津で、薪や炭、練炭を扱っていました。創業はおよそ131年前、当時は『酒津薪炭』という社名でした。」
『酒津薪炭』ですか!古きゆかしき響きがしますね。131年前から、ずっとエネルギー事業に携わってこられたのですか?
「時代の流れに合わせてエネルギー以外の事業も行っていたようですが、燃料の小売り部門が現在の酒津商事の礎になっています。薪をお届けしていたのは2010年ごろまでですね。最後のお客さまはピザ窯のあるイタリアンレストランでした。プロパンガスは比較的遠い地域までお届けしていますが、地域のお客さまにエネルギーをお届けすることが、創業時から変わらない弊社のスタイルです。」
主な事業は、プロパンガスや灯油の販売、ガス器具の点検修理などですか?
「そうです。ただガスや燃料の販売と並行して、『お客さまの住まいのお困りごとの解決』という小さなお手伝いは、薪や炭をお届けしていたころからずっと続けていました。続けているうちに水回りの取り替えや、キッチンを新しくするなど大がかりな工事のご依頼が増えてきたので、リフォームも事業化したんです。体制を整え、本格的に工事をお受けするようになりました。」
「住まいの小さなお困りごと」とは、具体的にどういったことですか?
「水道の蛇口の修理とか、シニアのお客さまなら電球の交換といったようなことですね。プロパンガスはボンベの交換や、月々の検針や集金、ガス器具の点検や修理など、お客さま宅をご訪問することがとても多かったんです。その都度ちょっとしたお手伝いをしているうちに、給湯器の交換やトイレのリフォームなど、大きな工事が増えて。技術力を上げながら対応するうちに、ひとつの事業として成り立つようになりました。」
お客さまの営業担当者から、工事担当者に引き継ぐという流れを作られたのでしょうか?
「給湯器の交換や下水の工事など、難しい工事は営業から工務が引き継ぎます。ただ代々弊社の営業担当には、『ご相談のあったその場で、お客さまのお悩みを解決したい』という思いがあって。地区を担当する営業担当者は、ある程度の修理や工事なら自分でできるように技術を身につけています。たとえ工務が工事を行うことになっても、必ず現場では一緒に作業に携わっていますよ。」
営業担当者が工事をされるのですか?
「営業から工務に転属になったスタッフもいるくらい、弊社の営業担当者は工事に必要な技術をコツコツと地道に身につけるんです。年齢や入社の時期によって技術力に差はありますが、『現場でできることを増やしたい』と、いつも工務のスタッフや先輩に教わりながら熱心に勉強しています。」
お客さまを直接担当する人と、工務の人とがしっかり連携しているのですね。
「協力体制は重視しています。以前は地区担当の負担が大きかったのですが、工務にも力を入れたことで、工事のバックアップだけでなく、育成もスムーズになりました。地区担当で苦労しながら技術を身につけたスタッフが体制を整えてくれたので、未経験の方にも安心して入社してもらえます。お客さまやチームとのコミュニケーションを楽しめる方であれば、やりがいを感じながら成長してもらえると思いますよ。」
三宅社長、ありがとうございました。御社のさらなるご発展を、心からお祈り申し上げております。
【ライター後記】自身も10年近く営業として地区を担当していた三宅社長。営業最前線の苦労や喜びを知るからこその、組織づくりが印象的でした。社内のあちこちで見られる指導の様子や談笑風景から、アットホームな会社であることを感じました。
(インタビュー 2020/7/27 Goen編集部)
会社概要
- 会社名
- 酒津商事株式会社
- 設立年月
- 1910年8月
- 代表取締役
- 三宅 顕隆
- 社員数(役員含む)
- 20名 2020/7/27 現在
- 平均年齢
- 43歳2020/7/27 現在
- 事業内容
- プロパンガス・灯油の卸し、ガス器具の販売、水道関連の修理やリフォーム工事など
- 本社所在地
- 岡山県倉敷市平田831-1