社長インタビュー
Goenではすべての社長もしくは会社トップにお会いしてインタビューしています。
石のプロに誇りを持ち、頼られる人がいる会社
岸本石材工業株式会社
代表取締役 岸本 達也 氏
石を愛する先代・父親の影響を受け、立派な「石バカ」になったという岸本社長。すなわち「仕事バカ」でもあるそうだが、いっぽうで毎日19時には社屋上階にある自宅に帰り妻と食卓を囲むというアットホームな一面もみせる。
【事業内容】
昭和35年の創業より国内外から良質な石を調達し、加工から施工、販売まで手がける総合卸し。
墓石を扱う「営業部」、小売り店を対象とする「推進部」、建築石材に特化した「開発部」に加え、それらを後方支援する「支援部」からなる。
【インタビュー記事】
「もともとは60年前に父が始めた、採石と石材の卸問屋でした。現在は石材の総合卸業として、石を扱うあらゆる業種に向けて事業を営んでいます。
お客さんのニーズに合わせた石を国内外から仕入れ、オーダーメイドで加工、卸販売とマーケティングのお手伝い、現場での施工まで、石にまつわることは何でもおまかせいただけます。」
「わが社には4つの部署があり、それぞれ取引する業種や石の種類によって別れています。
まず中心事業となるのが、石材店へ墓石などを卸す「営業部」。
それからホームセンターをはじめ小売店を対象とした「推進部」、
建築石材を扱い施工も行う「開発部」。
さらにそれらの現場部隊を支える「支援部」があります。
このように、取引先は石材店だけではなくホームセンターや建築会社、工務店、エクステリアに造園の会社と多岐にわたっています。エリアも岡山・高松のほか四国4県に加え、広島や兵庫、山陰にまで広がります。」
「先代の父は非常に外国が好きで、当時はまだめずらしかった単独での海外輸入にいち早く進出したんです。ひとえに父の『いい石を仕入れて提供したい』という熱い想いがあったからこそでしょうね。
今では中国や韓国のほか、ベトナム、ブラジルからも直接輸入を果たしました。
そのため石材を安く販売できるのですが、その理由は人件費の安さだけではありません。採石に関する規制が少ない国では採掘難度が低いため、採りやすいので価格も抑えられるんです。ですから質のよい石が安くでき、コスパに優れているといえます。」
「石を使う場所や状況によって、本当にさまざまですね。たとえば外壁なら雨風に対する耐久性が高くて変色・劣化しにくいもの。内装だったら見た目の美しさ、柔らかさがあり色がついたものが好まれますし。わが社ならお客さまの要望に合わせた提供ができるのが強みのひとつなんです。」
「まず一番にあげられるのは耐久性。コストは多少かかっても、それ以上に長く持てばコスパ面ではいいですよね。それに石を使うと、一気に高級感や重厚感が演出できると思います。
また、構造物のなかで唯一、石は二酸化炭素を排出しません。エコで環境にもやさしい材料なんですよ! これからの時代にも即しているのではないでしょうか。」
「若手社員に対しては、まず石について知ってもらうことを重視しています。商品に触れる機会を増やして特性を学び、定期的に勉強会を開いて岩石学や墓石のことを勉強していきます。
そして知識以上に大切なのが社員の「人間力」。
石材業界というのは他の業界のように急激な変化があるわけではなく、毎日飛ぶように売れるわけでもありません。それだけに、社員にはお客さんや取引先から頼りにしてもらえるような人間力をつちかうことが求められるんです。」
「商売を順調に維持するのが前提として、これからは『日本の石文化』を世間や後世に伝えていける存在でありたいと思っています。
本社の敷地内に『石の博物館』を作る構想があって、日本ならではの土器や石材、技術に道具といろいろな石に関する展示をするつもりなんです。小中学校向けの社会見学などを通して、社会貢献もできれば最高ですね。」
「われわれの仕事は、相手となるお客さんも『石のプロ』である場合が多いです。そのため、新入社員のみなさんにも教育はしっかりしたうえで、一人前になってから実務に望んでもらいます。未経験でも心配しないでくださいね。
石を好きになってくれて、自分の好きなものを伝えたいと思える方なら大歓迎です。社員たちにはとにかく毎日楽しく働いてほしいと考えているので、満足してもらえるように環境を整えてお待ちしています。ぜひわが社で一緒に、石の魅力を発信してみませんか?」
日本で暮らす私たちにとって「石文化」はなじみ深く、だからこそあらためて意識する存在ではありません。岸本社長のお話を聞き、石の持つ耐久性や高級感、重厚感の素晴らしさを知るとともに、豊かな暮らしのために不可欠なものなのだと感じました。
「石のことなら岸本」をスローガンに掲げ、誠実な企業づくりと人づくりを続ける「岸本石材工業」。社長以下、社員のみなさんが石を愛し、そのよさを誇りつつ働いている姿がとても印象的でした。
昭和35年の創業より国内外から良質な石を調達し、加工から施工、販売まで手がける総合卸し。
墓石を扱う「営業部」、小売り店を対象とする「推進部」、建築石材に特化した「開発部」に加え、それらを後方支援する「支援部」からなる。
【インタビュー記事】
「岸本石材工業」の2代目、岸本社長にお話をうかがいます。まずはじめに事業内容について教えてください。
「もともとは60年前に父が始めた、採石と石材の卸問屋でした。現在は石材の総合卸業として、石を扱うあらゆる業種に向けて事業を営んでいます。
お客さんのニーズに合わせた石を国内外から仕入れ、オーダーメイドで加工、卸販売とマーケティングのお手伝い、現場での施工まで、石にまつわることは何でもおまかせいただけます。」
石を扱う業種というと、たとえばどのようなところがあるのですか。
「わが社には4つの部署があり、それぞれ取引する業種や石の種類によって別れています。
まず中心事業となるのが、石材店へ墓石などを卸す「営業部」。
それからホームセンターをはじめ小売店を対象とした「推進部」、
建築石材を扱い施工も行う「開発部」。
さらにそれらの現場部隊を支える「支援部」があります。
このように、取引先は石材店だけではなくホームセンターや建築会社、工務店、エクステリアに造園の会社と多岐にわたっています。エリアも岡山・高松のほか四国4県に加え、広島や兵庫、山陰にまで広がります。」
昔はたくさんあった石材の卸問屋も減っているそうですが、御社が生き残ってこれたのにはどのような理由があったと思われますか。
「先代の父は非常に外国が好きで、当時はまだめずらしかった単独での海外輸入にいち早く進出したんです。ひとえに父の『いい石を仕入れて提供したい』という熱い想いがあったからこそでしょうね。
今では中国や韓国のほか、ベトナム、ブラジルからも直接輸入を果たしました。
そのため石材を安く販売できるのですが、その理由は人件費の安さだけではありません。採石に関する規制が少ない国では採掘難度が低いため、採りやすいので価格も抑えられるんです。ですから質のよい石が安くでき、コスパに優れているといえます。」
先代、そして岸本社長が追い求める「いい石」とは、どのような石なのでしょうか。
「石を使う場所や状況によって、本当にさまざまですね。たとえば外壁なら雨風に対する耐久性が高くて変色・劣化しにくいもの。内装だったら見た目の美しさ、柔らかさがあり色がついたものが好まれますし。わが社ならお客さまの要望に合わせた提供ができるのが強みのひとつなんです。」
建造物などに石を用いる利点とはどこにありますか。
「まず一番にあげられるのは耐久性。コストは多少かかっても、それ以上に長く持てばコスパ面ではいいですよね。それに石を使うと、一気に高級感や重厚感が演出できると思います。
また、構造物のなかで唯一、石は二酸化炭素を排出しません。エコで環境にもやさしい材料なんですよ! これからの時代にも即しているのではないでしょうか。」
そうなんですね。自然素材なので健康にもよさそうです。では次に、社員教育の体制や組織づくりといった点についても教えてください。
「若手社員に対しては、まず石について知ってもらうことを重視しています。商品に触れる機会を増やして特性を学び、定期的に勉強会を開いて岩石学や墓石のことを勉強していきます。
そして知識以上に大切なのが社員の「人間力」。
石材業界というのは他の業界のように急激な変化があるわけではなく、毎日飛ぶように売れるわけでもありません。それだけに、社員にはお客さんや取引先から頼りにしてもらえるような人間力をつちかうことが求められるんです。」
信頼される社員づくり、その先にあるのは「会社づくり」でもありますよね。今後、企業としてはどうなっていきたいとお考えでしょうか。
「商売を順調に維持するのが前提として、これからは『日本の石文化』を世間や後世に伝えていける存在でありたいと思っています。
本社の敷地内に『石の博物館』を作る構想があって、日本ならではの土器や石材、技術に道具といろいろな石に関する展示をするつもりなんです。小中学校向けの社会見学などを通して、社会貢献もできれば最高ですね。」
社員のみなさんもそういった活動は励みになるでしょうね。最後に、今後入社を考えている方に向けてメッセージをお願いします。
「われわれの仕事は、相手となるお客さんも『石のプロ』である場合が多いです。そのため、新入社員のみなさんにも教育はしっかりしたうえで、一人前になってから実務に望んでもらいます。未経験でも心配しないでくださいね。
石を好きになってくれて、自分の好きなものを伝えたいと思える方なら大歓迎です。社員たちにはとにかく毎日楽しく働いてほしいと考えているので、満足してもらえるように環境を整えてお待ちしています。ぜひわが社で一緒に、石の魅力を発信してみませんか?」
岸本社長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
【ライター後記】日本で暮らす私たちにとって「石文化」はなじみ深く、だからこそあらためて意識する存在ではありません。岸本社長のお話を聞き、石の持つ耐久性や高級感、重厚感の素晴らしさを知るとともに、豊かな暮らしのために不可欠なものなのだと感じました。
「石のことなら岸本」をスローガンに掲げ、誠実な企業づくりと人づくりを続ける「岸本石材工業」。社長以下、社員のみなさんが石を愛し、そのよさを誇りつつ働いている姿がとても印象的でした。
(インタビュー 2020/5/1 Goen編集部)
会社概要
- 会社名
- 岸本石材工業株式会社
- 設立年月
- 1965年4月
- 代表取締役
- 岸本 達也
- 社員数(役員含む)
- 27名 2020/5/26 現在
- 平均年齢
- 43歳2020/5/26 現在
- 事業内容
- 国内産原石・外国産原石・建築材・石材加工製品の製造輸入及び総合卸し
- 本社所在地
- 岡山県岡山市中区新築港1ー8
- 関連リンク
この会社で募集中の求人
Goenでの募集は終了しています。
採用状況については
直接お問い合わせください。
採用状況については
直接お問い合わせください。