社長インタビュー
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地図に残るものづくり
株式会社大文字工業所

取締役 角田 順宣 氏
1971年総社市生まれ。1993年に入社し経営に携わる。仕事に没頭すると時間を忘れるため、早めの就寝と朝活を心がけている。愛読書は池井戸潤。下町ロケットなど、人間味のある登場人物に魅力を感じる。
【事業内容】
岡山市を中心に、倉敷市や津山市で建設される店舗・工場・商業施設に重量鉄骨を納める大文字工業所。高い技術が生み出す高品質な製品は、大手建設会社や工務店からの評価も高い。
【インタビュー記事】
「主に店舗や工場、商業施設といった、一般住宅よりは規模の大きな建物ですね。アパートや駅舎などで使用される製品を手がけることもあります。」
「はい、鉄骨は建物が完成すれば見えなくなるので、実際に自分が作ったものを目にすることはほとんどありません。けれど社員は自分が作っているものが、『どこで何に使われているか』を知っていますから。
関わった建物を見ると、感慨深いものがあるようですね。地図に残る仕事、と言えると思います。」
「どんな建物を作りたいのか、どれほどの強度を求めているのかなど、お客さまの希望を最初の段階で正確に汲みとることですね。
お話をしっかりお聞きした上で提案であったり、アドバイスであったり、コミュニケーションを深めていくことを心がけています。」
「重量鉄骨の設置は、数ある建築工程のひとつです。様々な業者さんや職人さんが関わるので、納期はこちらが思うようには確保できないこともあります。
ただそういった状況でも、工場のスタッフが受け取った図面を見て、『じゃあここはどうしようかな』と考える、時間的余裕は確保したいと思っています。本当はもっと早く図面が描けたらいいんですけど(笑)。」
「最近では、工場の外装を新しくしました。30年近くたって劣化していた箇所もあったので、今後も気持ち良く仕事をしてもらうために改装しました。見学に来られる方にも、良いイメージを持ってもらえたらと思います。
トイレなどの設備も随時新しくしていますし、スタッフからのリクエストで自動販売機も導入しました。」
「自販機を導入したときに感じたのは、スタッフは真摯にこちらの思いに応えてくれるということでした。要望を聞いて自販機を入れたことに対して、ゴミは必ず片づけるなど、誠意を示してくれるんですよね。
今後働き方にも柔軟な対応が求められると思いますが、少人数の良さをいかして、対話を重視しながら進めていきたいと思っています。」
「現状維持と言うと後ろ向きにとらえられがちですが、やはり非常に大切なことだと思っていて。今弊社は、お客さまから非常に高い評価をいただいています。それは高い技術力と、これまで重ねてきた信頼によるものです。
最優先すべきこの2つを維持していくためには、採用と育成を同時に強化し、信頼を維持し続けられる組織づくりをしなければと思います。」
「周りに刺激を与えられるような、前向きな方を仲間に迎えられたらと思います。既存のスタッフが持つ知識や技術を吸収し、新しいことを貪欲に学んでいくような方が来てくださるといいですね。」
【ライター後記】
角田取締役の想いに対し、あたたかな誠意で応えるスタッフの皆さん。社内の良い関係が、ダイレクトにものづくりに反映されていることを感じました。人への優しさと、品質への厳しさが両立されていました。
岡山市を中心に、倉敷市や津山市で建設される店舗・工場・商業施設に重量鉄骨を納める大文字工業所。高い技術が生み出す高品質な製品は、大手建設会社や工務店からの評価も高い。

重量鉄骨とは、どのような場所に使われる部材なのでしょうか。
「主に店舗や工場、商業施設といった、一般住宅よりは規模の大きな建物ですね。アパートや駅舎などで使用される製品を手がけることもあります。」

建物の土台を支えるものづくりということですね。
「はい、鉄骨は建物が完成すれば見えなくなるので、実際に自分が作ったものを目にすることはほとんどありません。けれど社員は自分が作っているものが、『どこで何に使われているか』を知っていますから。
関わった建物を見ると、感慨深いものがあるようですね。地図に残る仕事、と言えると思います。」



お客さまからの評価が高いと伺っています。どんなところにこだわって品質を維持されているのですか。
「どんな建物を作りたいのか、どれほどの強度を求めているのかなど、お客さまの希望を最初の段階で正確に汲みとることですね。
お話をしっかりお聞きした上で提案であったり、アドバイスであったり、コミュニケーションを深めていくことを心がけています。」

設計の立場から、現場に対して配慮されていることはありますか。
「重量鉄骨の設置は、数ある建築工程のひとつです。様々な業者さんや職人さんが関わるので、納期はこちらが思うようには確保できないこともあります。
ただそういった状況でも、工場のスタッフが受け取った図面を見て、『じゃあここはどうしようかな』と考える、時間的余裕は確保したいと思っています。本当はもっと早く図面が描けたらいいんですけど(笑)。」

現場のスタッフをとても大事にされていらっしゃいますね。働く環境について、何か取り組みをされていますか。
「最近では、工場の外装を新しくしました。30年近くたって劣化していた箇所もあったので、今後も気持ち良く仕事をしてもらうために改装しました。見学に来られる方にも、良いイメージを持ってもらえたらと思います。
トイレなどの設備も随時新しくしていますし、スタッフからのリクエストで自動販売機も導入しました。」

要望に対して柔軟に対応されているんですね。新しい時代の働き方については、どう考えておられますか。
「自販機を導入したときに感じたのは、スタッフは真摯にこちらの思いに応えてくれるということでした。要望を聞いて自販機を入れたことに対して、ゴミは必ず片づけるなど、誠意を示してくれるんですよね。
今後働き方にも柔軟な対応が求められると思いますが、少人数の良さをいかして、対話を重視しながら進めていきたいと思っています。」

御社では今後、どういった組織づくりに取り組んでいかれますか。
「現状維持と言うと後ろ向きにとらえられがちですが、やはり非常に大切なことだと思っていて。今弊社は、お客さまから非常に高い評価をいただいています。それは高い技術力と、これまで重ねてきた信頼によるものです。
最優先すべきこの2つを維持していくためには、採用と育成を同時に強化し、信頼を維持し続けられる組織づくりをしなければと思います。」

新しい組織に求められるのは、どのような人材ですか。
「周りに刺激を与えられるような、前向きな方を仲間に迎えられたらと思います。既存のスタッフが持つ知識や技術を吸収し、新しいことを貪欲に学んでいくような方が来てくださるといいですね。」
角田取締役、ありがとうございました。御社のさらなるご発展を、心からお祈り申し上げております。

角田取締役の想いに対し、あたたかな誠意で応えるスタッフの皆さん。社内の良い関係が、ダイレクトにものづくりに反映されていることを感じました。人への優しさと、品質への厳しさが両立されていました。
(インタビュー 2020/2/27 Goen編集部)
会社概要
- 会社名
- 株式会社大文字工業所
- 設立年月
- 1964年3月
- 代表取締役
- 角田 恒子
- 社員数(役員含む)
- 12名 2020/3/16 現在
- 平均年齢
- 50歳2020/3/16 現在
- 事業内容
- 建築鉄骨製造、鋼構造物工事
- 本社所在地
- 岡山県総社市下林700ー3
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