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社長インタビュー
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カスタム&一貫生産を貫く配電盤のプロ集団

ダイシン電機株式会社

代表取締役社長 藤井 將登

設計と工場管理を経験したのち、二代目代表取締役に就任。趣味のフルマラソンに打ち込み、55歳で東京マラソンに出場を果たす。マイナスな社会情勢を前向きにとらえ挑み続ける姿勢と、社員を大切に想うマインドを兼ね備えたリーダーシップが魅力。

【仕事内容】
創業から60余年、オーダーメイドの配電盤を作り続ける専業メーカー。暮らしに不可欠な配電盤を通して社会に貢献する「配電盤のプロフェッショナル」だ。提案・営業から設計・製作・検査・出荷までの一貫生産体制を確立し、柔軟な対応力を生かした高品質な製品に定評がある。
まずはあらためて、御社の事業内容について詳しく教えてください。

「フルオーダーメイドのカスタム配電盤を総合的に手がける専業メーカーです。配電盤とは電気を使うどんな建物にも必ずある設備で、通常は人の目に触れる機会はありません。ですが、電気を人々が安全に使えるようにするためには決して欠かせない大事なものなんです。

当社の配電盤はフルオーダーなので既製品が使用できない建物にも対応でき、提案から設計、板金、塗装、組み立て、配線、検査、出荷まですべてを自社で一貫生産をしているのが特徴といえますね。」
施工実績を拝見したのですが、「岡山県立図書館」や「イオンモール岡山」、「倉敷マスカットスタジアム」と大型の文化・商業施設のほか、大学や役所など多岐にわたるのですね。納入先は岡山県内の建物がメインですか。

「8割くらいは県内で、民間より公共の案件が少し多いでしょうか。私たちは地元に根づいて60年以上やっている会社で、ポリシーとして自分たちが作ったものに対して責任を持ちたいと考えています。ですからたとえば、西日本豪雨災害のときのような万が一の事態にも駆け付けられる距離でないと。

既製品は価格こそ安いですが、困ったときのフォローは期待できませんし、電力量や形状、塗装の仕様といったお客さまの複雑なニーズに応えられません。うちはオーダーメイドなので、個々の要望に柔軟に合わせて作れるんですよ。」
大手はもちろん岡山にも配電盤メーカーはたくさんありますが、他社と比べて『ダイシン電機』が選ばれている理由はなんだと思いますか。

「先に挙げた点以外だと、実績や知見の豊富さゆえにノウハウが確立されていることですね。そのため、製品の質を落とすんじゃなくて工夫によるコスト削減を考えます。また、先代からずっと言っているのが『うちの製品を使ってもらったらお客さんが得する』配電盤を作りたいということ。業者さんが使いやすい、工事がしやすい、メンテナンスがしやすい。当たり前の品質を当たり前に保つように心がけて守り続けています。細やかにニーズをくみ取れば、大手に対しても十分戦えると思っているからなんですよ。」
ただ、お客さんごとにフルオーダー&カスタムとなると、営業にしろ製造にしろ現場で仕事する人は大変じゃないですか。

「確かに、細かい要望が多いと面倒に感じるかもしれません。でもみんな、大変なほど成果がわかりやすく見えるので面白いと楽しんで取り組んでくれていると感じます。役所やショッピングモールなど有名な建物にかかわれるのはモチベーションになりますし、実績を積むことで社員の課題解決力も向上していくととらえています。」
-‐社員のみなさんが積極的に楽しんで仕事ができる環境があるのは素敵ですね。

「社内では定期的に『技術委員会』を開催しており、技術・製造の各部署の責任者が集まって改善のテーマを持ち寄り検証しています。みんな技術や製品への探求心が強くて、しっかり考えてくれるのにいつも感心しますね。応募を考えてくれている方もそういったタイプが向いているかなと思います。

あと、カスタム配電盤はすべていちから手作業の『ものづくり』です。しかも当社は一貫生産ですから、どの部署が欠けても完成しません。メンバーがお互いに認め合い一丸となって進めていけるのが理想なので、協調性も大事ですよね。」
成長できる環境が整っているのは魅力のひとつですね。社内の雰囲気や働きやすさについてはいかがですか。

「連携してひとつのものを作り上げるわけですから、社員間のコミュニケーションはとれていると思いますよ。会社としては働き方改革にも取り組み、効率化とムダの削減を目指しているところです。最近は一部テレワークを導入したり、今後も残業を減らして社員が働きやすいように工夫を重ねていきます。みんながどう思っているかはわかりませんが、僕は社員のみんなを大切に思っているつもりです。」
では最後に求職者の方に向けて、社長からのメッセージをお願いします。

「技術面ではしっかり鍛えますので安心してください。人は技術を持つとおのずと自信がつき、人間としても成長すると考えています。『ダイシン電機』は人としての成長を目指せる会社だという自負があります。

社会情勢が落ち込んでいる今こそ、企業として新しいことにもどんどんチャレンジしていけるチャンスではないでしょうか。僕たちと一緒に頑張ってくれる方のアプローチをお待ちしています。」


藤井社長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
【ライター後記】
「ピンチのときこそチャンス、時間があるときには新しい挑戦ができる」と目を輝かせて語る藤井社長。コロナ禍においてもポジティブなマインドで進化を続けています。いっぽうで冗談めかしながら社員や会社への愛情を見せる姿に嘘はなく、その温かな人柄が印象的に残りました。
(インタビュー 2021/3/31 Goen編集部)

会社概要

会社名
ダイシン電機株式会社
設立年月
1959年5月
代表取締役社長
藤井 將登
社員数(役員含む)
73名 2021/3/31 現在
平均年齢
42歳2021/3/31 現在
事業内容
電気機器・装置の設計・製作・販売
本社所在地
岡山県岡山市北区御津野々口1578番地
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