株式会社長崎鐵工所

【事業内容】
瀬戸内海をのぞむ海岸沿いで、70年にわたって鉄工業を営む長崎鐵工所。自動車や船、飛行機など、様々な機械に使用される金属機械の加工を主なサービスとしている。

「そうですね。NC旋盤機・立体MC機・五面加工機・3次元形状測定機など、設備にはかなり投資しています。」


「広い敷地をいかして、都市部の中小企業では扱いづらい規模の大きな金属加工を強みにしてきました。加えて多種多様なオーダーをこなす設備を充実させたことで、『ニーズに応える会社』としての評価もいただけるようになりました。」

「特殊性の高いご注文にも対応する設備を揃えてきたので、それを扱うことのできる人材の育成は同時に必要でしたね。」


「弊社が全国のお客さまから必要としていただけているのは、不況といわれる時代でも、設備投資と人材の採用、育成という当たり前のことを休むことなく続けてきた結果だと考えているんです。苦しいときもありましたが、そのおかげで今があると思っていますよ。」

「品質・納期・コストのバランスですね。私たちは求められる期日までに、求められたものを、利益が得られるように提供するという当たり前のことを続けて、今の立場を確立してきました。」


「お客さまの状況は、その時どきで変化します。目先の利益だけに執着せず、その時その時のお客さまの要望を製品に正しく反映させ、満足をひとつずつ積み重ねていくことで、これまでの仕事は次につながってきたと感じますね。」

「おかげさまで、『ぜひ長崎鐵工所にお願いしたい』と言ってくださるお客さまが増えました。」


「効率的な大量生産ではなく、粘り強く“一点モノ”を多く扱ってきたことで、需要に応じるサービスが他社と異なる強みになったのだと思います。」


「時代の変化は良い悪いでとらえるのではなく、チャンスとリスクが同時にきていると捉えたいですね。」

「もちろんです。設備投資と人材育成を2本柱として、これから5年先、10年先も会社として成長できる基礎体力をつけたいと思っています。」


「ものづくりを志す人が少なくなる時代ではあっても、”熟練工”は不可欠な存在です。活躍できる環境を整備し、採用と育成を根気強く続け、令和の時代に求められる『長崎鐵工所のものづくり』を、よりいっそう確立していきたいですね。」

長﨑代表、ありがとうございました。御社のさらなるご発展を、心からお祈り申し上げております！
【ライター後記】
「自分で考えてものづくりができる人材を育成したい」という長﨑社長と、「自分で考えて作ることにやりがいを感じる」と話す社員の方々。ものづくりに向けた同じ思いが、お客さまからの信頼につながっていると感じました。