社長インタビュー
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屋根工事業界に新風を吹き込む老舗企業
白神商事株式会社
代表取締役 白神 康一郎 氏
2代目社長の息子として、小さな頃から社員や職人に囲まれて育つ。大学院を出て証券会社に就職。業務を通じて経営を学び、2013年に帰岡、白神商事入社。2015年より代表取締役。最近の趣味は、ジム通いと料理。
【事業内容】
瓦をはじめとする各種屋根資材と、太陽光発電システムの卸販売を手がける白神商事株式会社。豊富な商品と専門知識で、工事店へのきめ細かな情報提供や提案を行っている。
「納品の際に、独自のサービスを提供しているんです。一般的に卸商社は注文された商品を一括で工事店に納入するのですが、弊社では職人さんがその日に使う資材を、使う時間に合わせて現場に直接配達しています。」
「かかっていますね(笑)。ただ屋根工事店の多くは、規模のそれほど大きくない会社です。大量の資材を保管する倉庫もなく、仕分けなどの人手も足りません。そこを弊社が代行することで、職人さんには本来の業務に専念してもらうことができます。現場では非常に喜ばれているので、このサービスは多少無理してでも続けようと思っていますね。」
「そうです。『職人さんが元気なら、いい家が建って住む人が喜び、結果的にうちの会社も発展する』というのが、代々伝わる弊社の信条です」
「いずれは家業を継ごうと思っていたんですが、大学院を出たあと証券会社で5年勤めてから岡山に戻ったんです。建築の知識はまったくなかったので、建築士や太陽光発電アドバイザーの資格を取得して、お客さまとも少しずつ関係を築いていきました。ただ業界に詳しくなってくると、職人さんは高い技術や熱意を持っているのに、それが十分伝えられていないと感じるようになって。」
「はい。確かな技術と志をもった工事店を、屋根の修理を検討する一般ユーザーとつなげるためのサイトを立ち上げました。職人紹介も、私や担当社員がていねいに取材して執筆しています。」
※外壁工事店とエンドユーザーを“想い”でつなぐポータルサイト「かべいろは」も、2020年4月7日にオープン
「毎日の配達・販売業務に加え、インターネットを使った広報・集客の面でもお客さまをサポートできるようになりました。新規の工事店に対して『やねいろは』の面からアプローチしたことが、結果的に卸でのおつきあいにつながることもあります。」
「瓦や太陽光パネルを実際に見ることのできる、ショールーム『やねいろは』をオープンしました。地域のお客さまと工務店とをつなぐ場として活用しています。」
「弊社は私で3代目。幼いころから現場の空気を肌で感じてきました。それに加えて証券会社での経験が、現場に密着する卸部門と、情報・IT事業の両立にいかされていると思います。」
「仕事に対するスタンスも、理想の働き方も、人それぞれ違うものです。社員ひとりひとりの話を聞いて、個々の希望にできるだけ柔軟に応え、みんなが働きやすい環境をつくることが私の役割だと考えています。」
「『やねいろは』については、2020年中に1,000件の受注を達成したいと思っています。卸部門については、弊社のメインサービスとして内容を充実させ、労働環境も精力的に改善していきたいですね。IT、現場、社内のどれも、もっともっといい形にしていきますよ(笑)」
瓦をはじめとする各種屋根資材と、太陽光発電システムの卸販売を手がける白神商事株式会社。豊富な商品と専門知識で、工事店へのきめ細かな情報提供や提案を行っている。
工事店からの評価が、非常に高いと伺いました。
「納品の際に、独自のサービスを提供しているんです。一般的に卸商社は注文された商品を一括で工事店に納入するのですが、弊社では職人さんがその日に使う資材を、使う時間に合わせて現場に直接配達しています。」
非常にコストがかかるのではないですか?
「かかっていますね(笑)。ただ屋根工事店の多くは、規模のそれほど大きくない会社です。大量の資材を保管する倉庫もなく、仕分けなどの人手も足りません。そこを弊社が代行することで、職人さんには本来の業務に専念してもらうことができます。現場では非常に喜ばれているので、このサービスは多少無理してでも続けようと思っていますね。」
御社の理念にかかわるサービスだということですね。
「そうです。『職人さんが元気なら、いい家が建って住む人が喜び、結果的にうちの会社も発展する』というのが、代々伝わる弊社の信条です」
白神社長の経歴は、大学院から証券会社だと伺っています。この業界では異色ですね。
「いずれは家業を継ごうと思っていたんですが、大学院を出たあと証券会社で5年勤めてから岡山に戻ったんです。建築の知識はまったくなかったので、建築士や太陽光発電アドバイザーの資格を取得して、お客さまとも少しずつ関係を築いていきました。ただ業界に詳しくなってくると、職人さんは高い技術や熱意を持っているのに、それが十分伝えられていないと感じるようになって。」
それで屋根工事専門ポータルサイト「やねいろは」を?
「はい。確かな技術と志をもった工事店を、屋根の修理を検討する一般ユーザーとつなげるためのサイトを立ち上げました。職人紹介も、私や担当社員がていねいに取材して執筆しています。」
※外壁工事店とエンドユーザーを“想い”でつなぐポータルサイト「かべいろは」も、2020年4月7日にオープン
「やねいろは」の運営は、御社の卸業務にもメリットはありましたか?
「毎日の配達・販売業務に加え、インターネットを使った広報・集客の面でもお客さまをサポートできるようになりました。新規の工事店に対して『やねいろは』の面からアプローチしたことが、結果的に卸でのおつきあいにつながることもあります。」
インターネット上だけでなく、実店舗も開設されたのですね。
「瓦や太陽光パネルを実際に見ることのできる、ショールーム『やねいろは』をオープンしました。地域のお客さまと工務店とをつなぐ場として活用しています。」
現場とIT事業、両立の難しさはありませんか?
「弊社は私で3代目。幼いころから現場の空気を肌で感じてきました。それに加えて証券会社での経験が、現場に密着する卸部門と、情報・IT事業の両立にいかされていると思います。」
3代目として組織のトップに立ったことで、芽生えた思いはありますか?
「仕事に対するスタンスも、理想の働き方も、人それぞれ違うものです。社員ひとりひとりの話を聞いて、個々の希望にできるだけ柔軟に応え、みんなが働きやすい環境をつくることが私の役割だと考えています。」
社員の皆さんを大切にされているんですね。では最後に、今後の目標を教えてください。
「『やねいろは』については、2020年中に1,000件の受注を達成したいと思っています。卸部門については、弊社のメインサービスとして内容を充実させ、労働環境も精力的に改善していきたいですね。IT、現場、社内のどれも、もっともっといい形にしていきますよ(笑)」
白神代表、ありがとうございました。御社のさらなるご発展を、心からお祈り申し上げております!
(インタビュー 2018/7/27 Goen編集部)