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社長インタビュー
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「社員ファースト」だから、長く安定して働ける

株式会社クレーン・ピーエム・センター

代表取締役 宮原 亜紀子

プライベートでは3児の母でもある宮原社長。航空機が大好きで、時間を見つけては羽田空港のフライトショップでフライトシミュレーターによる指導を受けているそう。操縦を通してものごとを俯瞰して見られるようになり、全体最適を目指さなくてはならない「経営」にも役立っているのだとか。

【事業内容】
1970年の創業以来、各種工業用のクレーンの点検・修理・販売という特殊な分野でノウハウを積み上げてきた当社。岡山県内ではトップクラスのシェアを誇り、取引先からの厚い信頼を得ている。クレーンのメーカーを問わず対応可能で、検査用ウエイトにいたるまで自社でそろえている。
【インタビュー記事】
「株式会社クレーン・ピーエム・センター」の宮原社長に、まず会社の歴史についてお聞きします。

「弊社は1970年に初代である父が創業し、私は3代目として2019年に社長に就任しました。私自身はもともと大手の自動車製造工場で翻訳と通訳の仕事をしており、外国からの工場見学の対応などを担当していたんです。

その後、結婚を経てオーストラリアに留学。『NAATI』というオーストラリアの通訳国家資格を取得し1999年に帰国しました。3年間の主婦生活を過ごしたのち、派遣社員をはじめさまざまな職を経験して2007年に当社に入社しました。」
いろいろなご経験をされてきたんですね。では次に、事業内容に関しても詳しく教えてください。

「その名のとおりクレーンひとすじに50年以上やってきた会社で、現在は玉島に本社を置いています。岡山県を中心に、自動車や化学関連の工場をはじめとした取引先から依頼を受けてクレーンにまつわる事業を展開しております。修理や保守、点検、部品交換などクレーンに関することならおまかせください。」
クレーンとはすごくレアな業界に思えるのですが、特長としてはいかがですか。

「クレーン業界のメリットは、やはり依頼が安定してあることでしょうか。どこの工場や現場でも必ず1台はありますので、修理や点検の必要が発生します。

特に点検においては、重大な事故を防ぐために安全規則で定期的な点検が義務づけられています。法定点検とよばれるものが2年に1回。これは自動車でいう『車検』に相当します。また、年次点検や月例点検も行わなくてはなりません。」
確かに、工場だって星の数ほどありますから需要が途切れなさそうですね。

「自動車関係、化学関係をはじめ、依頼主の業種もさまざまですからね。実はクレーンを扱うにはかなり長い経験が求められるため、新規参入が少ないのもポイントです。既存企業にとっても後継者育成に苦労しますから、なかなか存続しづらい業界といえるでしょうね。

弊社は50年以上にわたりクレーンに特化することで専門知識と経験を積み、おかげでたくさんの取引先からご依頼をいただけるようになりました。だからこそ社員一人ひとりがつねに技術や技能の向上に励み、資格取得のための努力も怠りません。」
ニッチな業界のなかでも、御社ならではの強みはどのようなところにあると思われますか。

「あらゆるメーカーのクレーンに対応できることがひとつ。普通は故障などが発生するとそのメーカーさんが対応するため、ときとして他県から対応に来られるケースもあります。いっぽう弊社ではメーカーを問いませんので、どんな依頼でもお受けできる点が信頼につながっているのではないでしょうか。

さらにスキルを持ったベテラン社員が多いこと、社員同士のチームワークも強みですね。弊社では30年選手の技術者が4名在籍しているんですよ。この技術を若い世代に後継していかなくてはならないため、そこは課題だと考えています。」
すでに業界では岡山県内でもトップシェアを誇る御社ですが、今後のために取り組んでいることがあれば教えてください。

「まずは『ものづくり補助金』などの制度を活用し、設備を新しく導入しました。さらにDX化を推進し、ペーパーレス、作業効率や生産効率の改善に取り組んでいます。加えて、弊社を正当に評価してくださる取引先に注力することで『利益がちゃんと残り、それを社員に還元できる』会社づくりを目指しています。」
還元というと、給与やボーナスなどですか。

「はい、現在も賞与は年に3回支給しています。もちろん労働時間や休日についても、可能な限りワークライフバランスを重視した働き方ができるように配慮しています。夜勤はありません。勤務地に関しても、おもに水島工業地区に限られているため平日の残業はほぼなく定時の16時半で帰宅できます。メンテナンスという職業柄、取引先の操業が止まっているときに入構するので土日どちらかに出勤することはあります。ただ出勤する社員の事情には配慮していますし、残業代は1分単位で出るので安心してくださいね。

加えて最近は社員面談の機会や自己評価シートを取り入れ、社員の頑張りをきちんと評価する仕組みや直で意見を吸い上げられる場を作るようになりました。たとえば工場内の床のぬり直し、敷地の整備など、実際に社員の提案から改善された例もあるんですよ。いわゆる『社員ファースト』をモットーに、働いてくれるみんなに寄りそった経営をしていきたいと思っています。」

宮原社長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
【ライター後記】
「社員だけでなく、その家族も安心して暮らせる」会社を目指し、さまざまな取り組みに積極的な宮原社長。おっとりした語り口ながら芯が強く、言葉の端々から社員を大切に思っていることがよく伝わってきました。
インタビューでお聞きした以外にも、社内ではアンガーマネジメントの話をしたりカードゲームを使ったりとコミュニケーションしやすい雰囲気なのだそう。充実した福利厚生制度も整い、社員にとっては長く安心して働ける風土がうれしいですね。
(インタビュー 2022/11/18 Goen編集部)

会社概要

会社名
株式会社クレーン・ピーエム・センター
設立年月
1970年10月
代表取締役
宮原 亜紀子
社員数(役員含む)
19名 2023/1/31 現在
平均年齢
45歳2023/1/31 現在
事業内容
クレーンの修理・点検・販売及び工場設備保全
本社所在地
岡山県倉敷市玉島乙島8255-38
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