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社長インタビュー
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レール施設のエキスパート

有限会社畑中工業所

代表取締役 畑中 浩一

1963年生まれ。プログラマーとして民間企業に勤めた後、22歳で畑中工業所に入社。創業者である父の跡を継ぎ、平成8年に社長に就任。休日は趣味のロードバイクで鷲羽山や吉備路、足をのばして蒜山などへも出かける。

【事業内容】
特殊なレール敷設のエキスパートとして、50年を超える社歴を誇る畑中工業所。倉敷市水島にあるJFEスチール株式会社の構内を走るレールを敷設し、点検・補修・管理を行っている。
【インタビュー記事】
プライベートな線路というものがあるんですね。

「はい、水島コンビナート内にあるJFEスチール株式会社西日本製鉄所は、総面積1,089万㎡、岡山後楽園80個分もの広さを誇る巨大な施設です。その中には製鉄の原料を港から運び込み、出来上がった製品を搬出するための一般軌道と特殊軌道をあわせて、約182kmの線路が張り巡らされています。

弊社では、その6割以上に当たるレールの敷設と、点検・補修・管理を行っています。」
製鉄所の生命線を維持するお仕事ですか。

「製鉄所は365日、24時間稼働しています。レールに不具合が生じれば、脱線など重大な事故の原因になりますし、生産がストップすれば多大な被害が生じますから。

そのような事態を未然に防ぐために、私たちは日々の点検を入念に行い、突発的なトラブルにも対応できる体制を整えています。製鉄所の操業に直結する仕事を担っているということは、全社員の共通認識ですね。」
創業昭和39年ということは、水島コンビナートとともに発展されてきたんですね。

「創業者の父からは、『日本の産業を支える企業が誘致され、次々と工場が建設されている活気にあふれた時代だった』と聞いています。

製鉄所構内のレールは、交通輸送機関の鉄道とは違って枕木に鉄を使っています。それで溶接技術を持っていた弊社に声がかかり、レール敷設に関わるようになっていったようです。」
着実に事業を広げてきたという手ごたえはありますか。

「そうですね。JRのレール敷設工事や瀬戸大橋の架橋工事、水島臨海鉄道の高架工事など、地域のインフラ整備にも携わりましたし、阪神大震災の時は復興支援の工事にも出向きました。

地域にも製鉄所にも自分たちの仕事が役立っているのを見ると、やってきてよかったなと思います。」
危険な作業もあるのですか。

「高温になるものや、鉄を切断するような道具も扱うので、危険はあります。大がかりな工事では10数名で一つのグループを作って仕事を進めるので、”声をかけあえる関係性”を日ごろから大切にしていますね。思いやりと仲間意識が、現場の安全につながると考えています。」

安全への意識が高いのですね。社員の方からは働きやすい環境だと伺っています。

「『線路や軌道が好きでこの仕事を選んだ』という社員も少なくないのですが、その関連の仕事は一般的に夜の作業が多いんです。

ただ弊社は昼間の仕事がほとんどで、仕事量が安定していて転勤もないところが魅力だと思います。専門的な技術の習得や、資格取得もサポートしていますよ。」
目的を持って長く働きやすい環境ですね。では会社として、これからの時代に向けたビジョンはありますか。

「社員の提案で、IT技術を生かした検査データ管理システムをゼロから開発しました。そういった新しい商品もいかして、これまで担当してきたJFEスチール西日本製鉄所の倉敷地区だけでなく、福山地区も手がけられたらと考えています。」
ITの分野にも力を入れていくということですか。

「今回開発したシステムによって、データ管理においてかなりの効率化が図れました。一方で倉敷地区も福山地区もまだまだ効率的でない部分があるので、弊社の専門性をいかした提案で、仕事の幅を広げていきたいですね。IT技術の活用に関しては、若い能力が発揮できる場になると思います。」

畑中代表、ありがとうございました。さらなるご発展を、心からお祈り申し上げております。
(インタビュー 2018/5/21 Goen編集部)

会社概要

会社名
有限会社畑中工業所
設立年月
1964年11月
代表取締役
畑中 浩一
社員数(役員含む)
20名 2020/10/31 現在
平均年齢
41.3歳2020/10/31 現在
事業内容
JFE構内の線路の据え付け・補修・点検、土木工事
本社所在地
岡山県倉敷市広江1ー2ー28
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