社長インタビュー
Goenではすべての社長もしくは会社トップにお会いしてインタビューしています。
ODM脱却で、目指すは「ファクトリーブランド」
株式会社WY(ダブリュワイ)
代表取締役 靳 威(ジン イ) 氏
水族館が大好きな中学生の息子さんを連れて行くため、キャンピングカーを購入したというジン社長。昨年は高知県の『むろと廃校水族館』に訪れたほか、『高知県立足摺海洋館 SATOUMI』は年間パスポートを持つほどの常連さん。
【事業内容】
「日々の家事が楽になる、家族の会話が増える」をコンセプトに掲げ、オリジナルブランドの生活雑貨を企画・販売する当社。2013年設立と若い会社ながら、子育て世代メンバーこだわりの上質な商品を取り扱う。現在はODMだが、ゆくゆくは自社生産も視野に入れているそう。
※ODMとは、設計、生産までを委託して製品を製造すること。発注元企業は商品企画と販売のみを行います。
【インタビュー記事】
「わたしはもともと内モンゴルの出身で、日本への留学を希望し『吉備国際大学』に入りました。1、2年の間は遊びほうけていましたが、3年生に上がってから真剣に進路について考えるようになったんです。
当時所属していたゼミの先生の影響で、一生食べていける職業につきたいなと。同時に自分の好きなことはなにか、と思ったとき『テレビコマーシャル』や広告の分野だと気づいたんです。」
「短い時間のなかでたくさんの要素を詰め込んで表現する、という点ですね。「広告と企業のブランディング」を卒業論文のテーマに選び、学部の卒業後は『岡山県立大学』の大学院へ進学。
ここでは『デザイン学部』の『ビジュアルデザイン学科』で学んでおり、印刷物やホームページ、映像のほか、おもに写真の分野を専攻していました。」
「岡山市内にある総合デザイン事務所へ入社しました。
最初はWEBデザインを中心にデザインばかりしていたんですが、カメラの腕や興味を買われて3年めくらいのときにクライアントさんからの依頼を受け、写真監督も務めるようになりました。ここで7年働いたのち、36歳で起業を決意して退職します。」
「会社ではデザインしかできず、『もっと自分の意見やアイデアを反映した商品開発がやりたい』という気持ちが強くなったんです。目新しいものが好きだったので、個人のユーザーに向けたガジェット製品やアイデア商品を作るために独立することにしました。
2013年から2年間は個人事業主として、中国から買い付けたアイテムをAmazonなどの既存プラットフォームで販売するだけでした。
しかしこの手法は『誰にでも手に入るものを、ただ売るだけ』なので、だんだん儲かりにくくなりますしやりがいもない。そこで自分のブランド『WY』を立ち上げるにいたったわけですね。」
「いえ、3年間は既成品にロゴを刻印するだけ。4年めから、外注企業にアイデアを投げて設計や開発をしてもらう『ODM』という方法をとっていました。
今でも主力商品で扱っている『LEDキャンドル』や『センサー式のごみ箱』などは、このときに生まれたものです。日常で使う生活雑貨に一風変わったアイデアをプラスし、付加価値をつけることを意識してきました。
自分自身も子どもがいる身で、社内のメンバーも子育て世代が中心。そのため、同じ家庭環境の人たちがターゲットとなる商品を得意とし、多くラインナップしています。」
※ODMとは、設計、生産までを委託して製品を製造すること。発注元企業は商品企画と販売のみを行います。
「やはり中国では大量生産が基本なので、品質のぶれが大きく困っていたんです…。過去には国内の工場に依頼しようと試みたこともあるんですが、いずれにせよ作るのに時間がかかるのがネックなんですね。
『メイド・イン・ジャパン』ならではのクオリティと安定的な品質を提供するためには、原材料からきちんと管理したうえでの自社開発が一番の解決法でした。
また商品開発のスピードを上げるため、人材を募集するとともに昨年立ち上げたのが『木工工房』です。文房具や雑貨などの小物から大きな家具まで、さまざまな木製品を作ることができるよう、最新鋭の木工機械を導入しました。
自分たちの工房があれば、商品開発の際にもすぐにアイデアを形にしてみることができるのではかどりますね。」
「現在作っている生活雑貨も、より品質やクオリティにこだわっていきたいですね。その商品を使ったお客さんが、『ちょっと暮らしが便利になった』『生活に彩りが生まれた』と笑顔になってくれるのが私たちの目標とするところです。
そのためには徐々に製造工程の内製化に取り組んで、開発スピードを高めないと。会社の規模を拡大し、できれば将来的に30人ほどの社員を抱えられる企業を目指しています。
人が増えるとシンプルにアイデアの幅も広がり、よりよい商品開発ができるのではないでしょうか。もちろん人材投入にともない、職場環境も整えて行こうと考えています。」
ものづくりを愛し、自身にいっさいの妥協を許さない姿勢に「やり手」のジン社長らしさが感じられるインタビューとなりました。しかしその目線の先にあるのは「お客さんのよろこぶ顔が見たい」との一貫した想い。
クリエイティブな仕事にチャレンジしたい方、自分のアイデア力を生かしたい方にはぴったりの環境です。熱意に共感し、ゼロから生み出す楽しさに興味があればぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
「日々の家事が楽になる、家族の会話が増える」をコンセプトに掲げ、オリジナルブランドの生活雑貨を企画・販売する当社。2013年設立と若い会社ながら、子育て世代メンバーこだわりの上質な商品を取り扱う。現在はODMだが、ゆくゆくは自社生産も視野に入れているそう。
※ODMとは、設計、生産までを委託して製品を製造すること。発注元企業は商品企画と販売のみを行います。
【インタビュー記事】
『WY株式会社』社長のジンさんにお話をうかがいます。起業のきっかけや事業内容の前に、まずはこれまでの経歴を教えていただけますか。
「わたしはもともと内モンゴルの出身で、日本への留学を希望し『吉備国際大学』に入りました。1、2年の間は遊びほうけていましたが、3年生に上がってから真剣に進路について考えるようになったんです。
当時所属していたゼミの先生の影響で、一生食べていける職業につきたいなと。同時に自分の好きなことはなにか、と思ったとき『テレビコマーシャル』や広告の分野だと気づいたんです。」
コマーシャルのどんなところが面白いと思われたんですか。
「短い時間のなかでたくさんの要素を詰め込んで表現する、という点ですね。「広告と企業のブランディング」を卒業論文のテーマに選び、学部の卒業後は『岡山県立大学』の大学院へ進学。
ここでは『デザイン学部』の『ビジュアルデザイン学科』で学んでおり、印刷物やホームページ、映像のほか、おもに写真の分野を専攻していました。」
専門的な勉強を経て、新卒ではどのような会社へ就職したんですか。
「岡山市内にある総合デザイン事務所へ入社しました。
最初はWEBデザインを中心にデザインばかりしていたんですが、カメラの腕や興味を買われて3年めくらいのときにクライアントさんからの依頼を受け、写真監督も務めるようになりました。ここで7年働いたのち、36歳で起業を決意して退職します。」
退職、起業しようと思ったのはどういった理由ですか。
「会社ではデザインしかできず、『もっと自分の意見やアイデアを反映した商品開発がやりたい』という気持ちが強くなったんです。目新しいものが好きだったので、個人のユーザーに向けたガジェット製品やアイデア商品を作るために独立することにしました。
2013年から2年間は個人事業主として、中国から買い付けたアイテムをAmazonなどの既存プラットフォームで販売するだけでした。
しかしこの手法は『誰にでも手に入るものを、ただ売るだけ』なので、だんだん儲かりにくくなりますしやりがいもない。そこで自分のブランド『WY』を立ち上げるにいたったわけですね。」
なるほど。はじめから商品開発もしていたんですか。
「いえ、3年間は既成品にロゴを刻印するだけ。4年めから、外注企業にアイデアを投げて設計や開発をしてもらう『ODM』という方法をとっていました。
今でも主力商品で扱っている『LEDキャンドル』や『センサー式のごみ箱』などは、このときに生まれたものです。日常で使う生活雑貨に一風変わったアイデアをプラスし、付加価値をつけることを意識してきました。
自分自身も子どもがいる身で、社内のメンバーも子育て世代が中心。そのため、同じ家庭環境の人たちがターゲットとなる商品を得意とし、多くラインナップしています。」
※ODMとは、設計、生産までを委託して製品を製造すること。発注元企業は商品企画と販売のみを行います。
このたび新たな人材を募集する目的として、その「ODM」からいわゆる自社開発へステップアップしたいとの想いがあるそうですね。
「やはり中国では大量生産が基本なので、品質のぶれが大きく困っていたんです…。過去には国内の工場に依頼しようと試みたこともあるんですが、いずれにせよ作るのに時間がかかるのがネックなんですね。
『メイド・イン・ジャパン』ならではのクオリティと安定的な品質を提供するためには、原材料からきちんと管理したうえでの自社開発が一番の解決法でした。
また商品開発のスピードを上げるため、人材を募集するとともに昨年立ち上げたのが『木工工房』です。文房具や雑貨などの小物から大きな家具まで、さまざまな木製品を作ることができるよう、最新鋭の木工機械を導入しました。
自分たちの工房があれば、商品開発の際にもすぐにアイデアを形にしてみることができるのではかどりますね。」
ますます商品づくりがすすみそうで楽しみです! 最後になりますが、今後の御社の展開についても教えていただけますか。
「現在作っている生活雑貨も、より品質やクオリティにこだわっていきたいですね。その商品を使ったお客さんが、『ちょっと暮らしが便利になった』『生活に彩りが生まれた』と笑顔になってくれるのが私たちの目標とするところです。
そのためには徐々に製造工程の内製化に取り組んで、開発スピードを高めないと。会社の規模を拡大し、できれば将来的に30人ほどの社員を抱えられる企業を目指しています。
人が増えるとシンプルにアイデアの幅も広がり、よりよい商品開発ができるのではないでしょうか。もちろん人材投入にともない、職場環境も整えて行こうと考えています。」
ジン社長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
【ライター後記】ものづくりを愛し、自身にいっさいの妥協を許さない姿勢に「やり手」のジン社長らしさが感じられるインタビューとなりました。しかしその目線の先にあるのは「お客さんのよろこぶ顔が見たい」との一貫した想い。
クリエイティブな仕事にチャレンジしたい方、自分のアイデア力を生かしたい方にはぴったりの環境です。熱意に共感し、ゼロから生み出す楽しさに興味があればぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
(インタビュー 2022/2/21 Goen編集部)
会社概要
- 会社名
- 株式会社WY(ダブリュワイ)
- 設立年月
- 2013年6月
- 代表取締役
- 靳 威(ジン イ)
- 社員数(役員含む)
- 4名 2022/2/28 現在
- 平均年齢
- 38歳2022/2/28 現在
- 事業内容
- オリジナル生活用品の企画、製造、販売
- 本社所在地
- 岡山県岡山市中区さい161ー1
- 関連リンク
この会社で募集中の求人
Goenでの募集は終了しています。
採用状況については
直接お問い合わせください。
採用状況については
直接お問い合わせください。