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社長インタビュー
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業界の発展と成長に貢献する、繊維の総合商社

宇治郷株式会社

代表取締役 宇治郷 貴世司

2021年に社長となったばかり、41歳という若さ。休日には22歳からたしなむゴルフに時間をさき、社員や友人とコミュニケーションをとっているそう。運動になるだけではなく、メンタルが結果に直結するため精神力の鍛錬にもなるのだとか。

【事業内容】
自社工場で製造するカーテンのほか、婦人服なども扱う「繊維製品総合卸」と宝飾・バッグに加えイベント企画も手がける「CS事業部」に分かれる当社。多様な商材を仕入れから管理まで行うのが強みで、ものの価値だけでなく顧客満足度の向上に注力。
「宇治郷株式会社」3代目の宇治郷社長にお話をうかがいます。まずは御社の歴史や事業内容について、詳しく教えてください。

「昭和34年、先々代が呉服を中心とした繊維卸売業としてスタートしました。その後代替わりとともに商材の範囲を拡大し、現在では婦人服・寝装・健康関連商品・呉服のほか、宝飾品やバッグなども扱う総合卸に成長しました。特にオーダーカーテンは自社工場まで有し力を入れているんですよ。

また、繊維関係の小売店さんに向けた展示会や販売イベントの企画・運営も手がけています。エリアとしては中四国がメインで、西は山口県の宇部市あたりまで。取引先はおかげさまで500社を超えました。」
広島や福岡などには同業他社も多くありますが、なぜ「宇治郷株式会社」が選ばれるのだと思われますか。

「もっとも大きい理由は、営業マンをはじめとした社員たちの『人間力』の高さではないかと。お客さんの求めていることに対して、言われる前に提案する気づかいですね。

私たちは総合卸なので、たとえば婦人服を扱うブティックにおしゃれなペンダントやアメシストドームなどの提案もできます。最近では3Dマスクや美しい姿勢を保つサポーターなど、エリアを問わず他店で売上を伸ばしている商材を積極的に扱うようにしています。

でも実際、呉服屋さんとブティックさんではターゲットや売り方が異なりますよね。小売店さんのスタイルに合わせて、適切な商材を案内する必要があるんです。一見そぐわないような商材でも、実は売り方にマッチしている場合もありますから。」
なるほど、差別化において重要なのが「人財」であるわけですね。

「ええ、その点でいうと、本気でお客さんの売上アップに貢献する姿勢も大事にしています。販売イベントの企画力・プロデュース力の高さは強みだと思いますね。弊社はさらに一歩踏み込んで、『展示会』という形で直接消費者さんへの販売まで代行しますから。

小売店さん自身に商材知識がなくても、私たちが間に入ってメーカーさんよりも詳しく説明できます。メリットデメリットをはっきりさせた客観的なプレゼンが可能なので、重宝されているんですよ。」
単なる卸業を超えたポジションになれるというのは、大きな強みですね。

「卸業としても、総合卸であるのがポイントです。複数の商材を紹介できますから、付加価値をいくつも付ける提案が可能なんです。長年つちかった情報やノウハウは武器のひとつですね。しかもそれらを仕入れから管理、ときには集金業務まで一貫して請けています。」

すごいですね! 展示会で販売までやるとなると商材知識も膨大かと思うのですが、社員さんの勉強はどのようにされているのですか。

「仕入れ担当の社員がメーカーさんから得た知識を、勉強会という形でほかのスタッフに共有します。もちろん自分で調べて勉強することもあり、ネットやカタログを活用していますね。」
卸売ビジネスは縮小傾向にあるといわれますが、社長も危機感をお持ちですか。

「もちろん危機感はあります。でもそれより、自分たちにまだできることがあるだろうとも思っています。たとえば小売店さんで『次世代が育たない』と悩んでいたら、事業継承を円滑に進めるための情報支援だったり顧客管理のアドバイスだったり、販売をサポートしてバックアップするなどでお助けします。」

業界全体の課題解決に尽力されているのですね。では次に、御社がこの先取り組んでいきたいことについてはいかがですか。

「大手と真っ向から争うのではなく、地方問屋としてできることを真摯に続けていきたいですね。必要としてくれるメーカーさん・小売店さんを大事にして、サービスや気配りといった面で満足度を上げていかないといけないと考えています。

また、新たな取り組みでいえば、時代に即した『DX化』も課題ですね。最近公式Instagramを始めまして、今後はLINEビジネスや公式LINE、動画にも興味を持っています。」
さすが、感性が若いので考え方も柔軟ですね。若い求職者さんも多いと思いますが、そういった方に求めるのはどのような点ですか。

「一番は『素直に人の話を聞ける』ことですね。適性でいうと、可愛がられるタイプだと特に営業マンはうまくやっていけると思います。経験はなくとも、社会人マナーからしっかり研修しますので安心してください。そういうのは入社してからでも身につくので、人と接することが好きなら十分ですよ。

私は本気で『社員は家族』だと思っていまして。むやみに会社を大きくするのではなく、適正サイズで社員に還元できるようにしたいと考えています。福利厚生の充実はもちろん、評価制度も整えて若手社員も正しくキャリアアップできるよう努めていきます。」

宇治郷社長、ありがとうございました。御社のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げております。
【ライター後記】
すでに中四国エリアではかなりのシェアを誇っているにもかかわらず、強みを深め増やし続ける「宇治郷株式会社」。繊維製品の総合卸としてだけではなく、より顧客に寄り添うためのイベント企画・販売にも注力しています。

3代目の若き社長を筆頭に、社員さんたちのチャレンジ精神とホスピタリティの高さには脱帽するばかり。「すべては業界の発展のため」との言葉が力強く響きました。
(インタビュー 2022/1/27 Goen編集部)

会社概要

会社名
宇治郷株式会社
設立年月
1959年10月
代表取締役
宇治郷 貴世司
社員数(役員含む)
24名 2022/1/31 現在
平均年齢
50歳2022/1/31 現在
事業内容
繊維製品、宝飾、バック、健康関連商品の総合卸し
本社所在地
岡山県岡山市北区問屋町14-105
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