機械設備の開発に携わるエンジニア（未経験の方歓迎）

製造業に長く携わる高橋さんは、各部門や社内の人と人をつなぐムードメーカー。穏やかな語り口からはおっとりとした印象を受けますが、実はストイックな努力家でその勤勉さは社内でもトップクラスだそう。
――入社8年目の高橋さんにお伺いします。入社したいきさつを教えてください。

「17、8年ほど前、製造関係の会社で派遣社員として働いていた頃に社長と出会ったんです。職場は離れましたが、私は製造の仕事が楽しくてずっとこの業界にいました。社長が会社を設立すると聞いてからはときどき情報交換をしたり仕事を手伝ったりしていて、8年前に正式に入社しました。」
――では、現在の仕事内容について教えてください。

「今は資材部という部署で製造の初期段階から関わっています。まず、どんな機械を作るか決まったらCADで製作された設計図を見て、どんなパーツが必要か分解して考えます。それから資材を調達するのですが、例えば鉄板が必要だとすると、『この鉄板には、ここにこんな穴が開いているからあの加工屋さんにお願いしよう』と決めていくんです。私は他部署の業務も経験があるので、組み立てなど他の仕事をすることもありますよ。」
――すごい！CADの操作もされるんですね。

「そうですね。以前から独学で少し学んでいたのですが、SECに入社してから実戦で使っていくうちに、いつの間にか図面が見られるようになっていました。電気設計の分野は苦手なので、電気の配線を専門にされている方にお任せしていますが。CADは使えなくても必要に応じて徐々に覚えていけば大丈夫ですよ。」
――皆さんそれぞれの得意分野で活躍されているんですね。製品を図面通りに組み立てるのは難しくないですか。

「難しいところはもちろんあります。でも、新しい分野に挑戦することや学ぶことを楽しいと思えるかが大切だと思います。慣れるまでにどのくらいの時間がかかるかは人それぞれですが、やる気を持って経験を積めばできるようになりますよ。」
――なるほど。では、具体的にはどんな機械を製造されているか教えてください。
「コンベアを取り扱うことは多かったです。一口にコンベアと言っても用途は様々で、野菜や段ボール、鉄骨を運ぶものなど規模感もそれぞれ違います。最近はホッパー（粉状の物や液体を一時的に蓄えるじょうご型の大きな容器）を作りました。お客様の要望に応じて多岐に渡る製品を作り上げるので、飽きることがないんです。」
――高橋さんがこの会社で成長できたと感じるところはどんな所でしょうか。

「初めはできることの方が少なくて。配管から担当してコツコツ学びました。配管や組み立てはある程度任せてもらえるようになったと思います。女性は空間処理能力が低いと言われますが、私はあまり苦手意識がなくて、CADで図面を見るのも抵抗なく挑戦できました。いろんな業務を経験させてもらったことでトータルコーディネート能力が付いたかなと思います。」
――最後に、ものづくりの楽しさはどんなところか聞かせてください。
「お客様がよろこんでくれることですね。『これが欲しかった！』、『生産性が上がったよ！』と言ってもらえた時にはやりがいを感じます。そのためにはまずお客様の要望をそのまま聞くだけでなく、使いやすさやメンテナンスも含めた背景まで正しく理解することが必要です。さらにプラスアルファでお客様にとってより使いやすくなるような提案ができると嬉しいですね。」

――高橋さん、ありがとうございました。