建設現場での重機オペレーター（未経験歓迎）

今後は土砂災害の拡大防止を目的とした護岸や法面の工事、民間工事もさらに拡大していくそうで、作業は多岐にわたります。
―続いて、現場スタッフの曽川さんにお話しいただきます。中途入社だそうですが、前職から入社したきっかけを教えてください。

「今年で入社8年めを迎えます。ここに入る前も建設業界で重機オペレーターをしていたんですが、不況のあおりを受けて給料の支払いがだんだん遅れだして…。『このままだと危ないかな』と思っていたときに、ちょうど声をかけてもらったのが転職のきっかけです。

昔アルバイトをしていたこともあってなじみがあり、職場の方たちが本当に温かく迎えてくれたので助かりました。みんな教えるのが好きなので、これから入ってくれる新人さんとのコミュニケーションも密で話しやすいと思います。」
―職場環境がいいのはうれしいですね。具体的に、現場スタッフはどういった仕事をするのですか。

「基本的には施工管理の指示に従い、現場作業全般を行います。たとえば重機が入るスペースを掘削したり砕石を敷いたり。

それからユンボやジョレンで平らにならし、前後に目印の糸を張る『丁張』をしたうえで、型枠を作ってコンクリート打設するなど…。そのほか護岸工事であればブロックを積んで、法面の工事なども手がけています。」
―けっこう大変そうに感じますが、この仕事をしていて面白いと思うのはどんなときですか。

「光栄なことに、専務から『県下一の腕前』と評価を受けたほどの正確さと仕事の速さには自信があります。『床掘り』ひとつにしても、重機に合わせて幅や深さをぴたっと決められるとすごくうれしいですね。

また他社で1カ月ぐらいかかる工事を、半分の2週間で終わらせることが可能なのも強み。技術が高いメンバーばかりなので、『工期が短くできる』と喜んでもらえるのはやりがいに感じます。」
―個人でも、チームでも達成感を得られるお仕事なんですね。次に、現場スタッフのみなさんの1日のスケジュールについて教えてください。

「毎朝、軽いミーティングといいますか、まずはその日の現場についての打ち合わせをします。それから2班に分かれてそれぞれの現場へ出発。

高梁市内から遠くても30分ぐらいで到着する現場が多く、だいたい8時には現場がスタートします。17時には終了しますので、特別な事情がない限り残業はありません。」
―残業しなくていいのは意外です！　とても働きやすい印象の会社ですね。

「毎週日曜と第2・第4の土曜がお休みで、暑さが厳しい7～8月は土・日の完全週休2日というのもありがたいですね。

しっかり休めるからワークライフバランスが整っていると思います。それに通院などで休むのもうちは有給扱いにしてくれるので、用事がある時は助かりますね。」
―建築業界だと資格取得の機会が多いと思いますが、支援などはあるのでしょうか。

「施工管理技士に加え、土木の施工管理技士、機械の施工管理技士にも手当てが出ます。現場仕事をしながら施工管理技士に移ることもできますので、ステップアップを目指す方にはぴったりですよ。

講習会には有給休暇で参加でき、資格を取って技術を身につければ給料にも還元してもらえますから、モチベーションにもつながるでしょうね。」
―この業界でスキルを磨きたい方にとっては、充実した環境ですね。最後に、入社を考えている人に向けてメッセージをお願いします。。

「やはり現場仕事が中心なので、安全についてはしっかり意識してほしいですね。勝手な行動は慎み、まずは危険を回避するよう心がけてもらいたいかな。

それから、うちの会社には20～30年働いているベテランが多くいます。その理由は多分、『人』も『仕事』もよく居心地がいいから。社長は細かいことをいわず現場を尊重してくれますし、施工管理である専務もうまく職人や業者の人たちとのコミュニケーションを取って回してくれています。

現場のみんなもそれに応えようと、「仕事をきちんと早く完了させよう」と真面目に取り組む技術者ばかり。みんながみんなを思いやれる会社で、仕事がやりやすい環境であることが一番ですよね。」

―曽川さん、ありがとうございました。