照明やカーテンの提案営業

入社7年目の平井さんは、飲食業からの転職組。前職でつちかったコミュニケーション能力を存分に発揮しています。流行のデザインをつねに勉強している勉強家でもあります。

「いえ、最初はカーテンの縫製工場に2年ほどいまして。営業は5年目ですね。それまでは全国チェーンのファミリーレストランで10年勤め、店長まで経験しました。」


「全国規模のファミレスチェーンだったので、数年ごとに転勤があったんです。ちょうど結婚して子どもが生まれた身でしたから、妻に負担をかけるのが申し訳なくて…。ゆっくり子育てできるようにと、妻の実家がある岡山で転職活動をして、転勤のない当社に決めたんです。」

「基本的には土日休みです。ただ営業ですから、お客さんの希望があれば週末に出勤することもありますよ。もちろんそういうときには振替で休みが取れるので大丈夫。その日は子どもや家族と過ごす時間に当てて、家族サービスもしっかりできています。」

「当社で扱っているカーテンや照明器具を提案するのがおもな業務です。対象は8割がハウスメーカーとか工務店といった法人企業ですが、併設のショールームは一般利用もできるので個人の施主さんのお宅もあります。

企業に対しては新商品のプレゼンをするので、市場のトレンドについての情報交換と勉強も欠かせません。お客さんの人気を把握するのにも、前職で得たコミュニケーション能力がおおいに役立っていますね。

オーダーカーテンのご注文をいただいたら、縫製に入る前に必ず現地にうかがって『現場確認』をします。コンセントの位置、窓のサイズは住宅によって異なります。長く使うものですから、よりお客さまが使いやすく暮らしやすくするために大切なプロセスなんです。」

「もちろん！　ほとんどみなさん未経験からスタートなので安心してください。はじめは商品知識の習得やプランの作成、見積もりのやり方、採寸の方法などを勉強してもらいます。それから先輩に同行してプレゼンを見て学んでいきます。だんだんと自分なりの営業スタイルが仕上がっていくはず。そのためには積極的に吸収しようとする姿勢も大切ですね。」

「お客さんが望んでいるインテリアのイメージがつかみにくいとき、お互いにうまく言葉にして伝えられないときは大変ですね。『ちょっと違うなぁ』となるとどんどん迷宮入りしてしまって（笑）。

そういう場合は、ショールームで現物を見比べながら打ち合わせするようにしています。何度も対話を重ねるうちに、少しづつ信頼関係が生まれてくるものなんです。」

「当社の扱うメーカーはたくさんあり、商品数もものすごい数です。時間もエネルギーもすごく使いますが、お客さんの笑顔を想像しながらチョイスするのは楽しいですよ。

想いに寄り添い、一緒に試行錯誤して選んだものがお客さんの毎日を彩る。『カーテンを変えて、気持ちまで明るくなりました』とおっしゃっていただけたときは泣きそうになりましたね。素晴らしい仕事だと思います。」