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社長インタビュー
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他社の追随を許さない、最高峰の研磨技術

有限会社難波研削所

代表取締役 難波 徳一

1949年岡山県生まれ。28歳で起業し、74歳(2020年現在)になる今も社員の育成など現場で活躍している。鉄に限らず、プライベートで使うスプーンやフォークを木から削り出すほどのものづくり好き。

【事業内容】
印刷機や造船部品などの、研磨と研削を手がける難波研削所。1973年の創業から、設備も職人が持つ技術もこの道一筋でオンリーワンの道を拓いてきた。
創業から46年、研磨一筋でやってこられたのですか?

「そうです。創業した頃はすでに造船業が厳しくなっていたので、造船部品だけでなく、印刷機の部品も手がけるようになりました。現在では三菱重工さんをはじめ、国内の印刷機を扱うほとんどのメーカーとお取引がありますね。」

景気に影響される業界ですか?

「製造業で聞くような、リーマンショックによる落ち込みはほとんどありませんでした。オリンピックなどがあると広告などの印刷物がたくさん出ますから、そういうときは需要が高くなります。そういった面では、景気の影響を受けているといえるかもしれません。」
パソコンやスマートフォンが普及して、新聞離れや紙離れといった傾向が指摘されています。その影響を感じることはありますか?

「そうですね。ゆっくりと、でも昔に比べると、確実に減ってきているとは感じています。」

それでもリストラせず、今日までやってこられた理由は何でしょうか?

「人が資産の業種なので、景気が悪くなったからといって職人さんを手放すわけにはいきません。弊社にも何十年と勤めてくれている社員がいますが、彼らが持つ高い技術が評価されてきたからこそ、安定して今までやってこられたと思っています。」
職人さんの高い技術というのは、具体的にどういったものですか?

「研磨というのは、ものづくりのなかでも最後の最後の仕上げです。見た目にきれいであることは大前提として、今は1mmの1000分の1のちがいを見分ける技術が求められています。研磨のほとんどの工程はコンピュータがしますが、削る音や火花の状態でしか到達できない仕上がりがあって。そこにこだわる職人がいてくれたから、必死に営業をすることもなく、受注だけでやってこられたんでしょうね。」
そこまでの技術を身につけるにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

「未経験で入社した社員でも、3年くらいで段取りやプログラムまでできるようになっています。研磨や研削は1年目でも行っていますが、最初は測定器具を正しく扱うところから仕事を覚えます。誰が測っても同じ数字が出るまで、正確さを身につけるんです。どの機械もそうやって覚えるので一品完成させるのは時間がかかりますが、その分、「できた」ときの面白さは格別だと思いますね。」
育成に力を入れ、設備を揃えることで長く安定した経営を続けて来られていますが、今後こんな会社にしていきたいという思いはありますか?

「携帯電話やスマートフォンが登場してから、ガラスやフィルムをその上に貼る機械の需要が高まっています。紙の印刷が今後増えるとは考えられませんから、やはりそういった特殊なことにも手を広げていきたいですね。後は生産性の向上も言われていますが、全員がコンピュータを扱えるようにして、効率化を図っていきたいと考えています。」
やはり若い力が必要になるのでしょうか?

「仕事についても、職場環境についても、若い方は変えていく力を持っているでしょうから。期待したいですね。」

難波社長、ありがとうございました!御社のさらなるご発展を、心からお祈り申し上げております!
【ライター後記】
社長と社員の皆さんが一体となり、ものづくりに取り組む姿が印象的でした。妥協を許さず完璧を目指すことで技術力を上げ、取引企業からの長い年月に渡る信頼を勝ち取っていることが伺えました。
(インタビュー 2020/3/27 Goen編集部)

会社概要

会社名
有限会社難波研削所
設立年月
1973年4月
代表取締役
難波 徳一
社員数(役員含む)
9名 2020/4/21 現在
平均年齢
35歳2020/4/21 現在
事業内容
印刷機械部品(ロール)・船舶機械部品(ピストンロット)の精密加工
本社所在地
岡山県岡山市南区妹尾883-2
関連リンク
◎おかやま企業情報ナビ

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